衝撃が冷めやらぬ先週のこと、キルギスタンで米軍の
空中給油機KC-135が墜落し、乗員3名が犠牲になった。
こちらの事故原因はまだ明らかにされていないが、
通信社が事故現場の写真を公開している。

航空機事故は何故か続けて起こるものなので、
嫌な予感がしていくつか情報ルートを漁ってみたところ、
ジャンボ墜落の僅か3日前にも米軍のMC-12という
小形の輸送機(民間型式はKing Air 200E)がやはり
アフガニスタンで墜落し、乗員4名が死亡、さらに遡って
4月5日には同じアフガニスタンでF-16戦闘機が
山間部に墜落してパイロットが死亡している。
アメリカ空軍は、たった1ヶ月で4回もの墜落事故に
遭遇し、15名もの貴重な乗員乗客を失っている。
我が国の機体ではないし、乗客に日本人がいたわけでも
ないのでほとんど報道されていないが、紛争当事者とは
いえ、もの凄い消耗率である。
ジャンボの事故以外はまだ事故原因が公表されて
いないので、自爆なのか攻撃を受けたのかは何とも
言えないが、この事故発生率の高さは尋常ではない。
まさか予算カットのあおりで整備不良になったとは
考えたくはないが、こと戦場でおきている事故だけに
原因究明は長引くかもしれない。
いまはとにかく自分のフライト、我が社の機体の
安全を深く考え、この連鎖に巻き込まれないように
しなければならない。