8バーツで轟音と排気ガスに揺られること約40分(渋滞がなければ…)、
タイ王室空軍の博物館に辿り着く。

タイ空軍の司令部に隣接したこの博物館、私好みの小型機も多く展示
されており、非常に興味深い施設なのだが、いかんせん保存状態が悪い。
何しろ外来の駐車場に普通に機体が並んでいるのだ(笑)

以前は屋内展示場も格納庫をテキトーに区切って入るだけ飛行機を
入れておいただけという雑然とした感じのものだったが、数年前に気が
向いたらしく綺麗に内装をして解説ボードなどもでき、「屋内は」まぁ
マシになった。できれば屋外の展示機も綺麗に塗りなおして屋内に
入れてあげて欲しいものである。

この博物館、入場は無料。出入口のところに募金箱があり、いちおう
「気持ちの」寄付という形をとっている。敷地の片隅には簡素ながらも
食堂やみやげ物店もあり、暑さに負けたときには一息入れたり、土産を
買ったりすることもできる。
難点は行き難い事。バスの39番に乗って左側から外の景色を見ていると、
街並みが急に変わり、塀が延々と続くようになり、塀の中に飛行機が並んで
いるのが見えたらすかさず降車ブザーを押して降りるというのが一番
確実な方法のような気がする。
タクシーだといくら「ミュージアム」だと言っても「ドンムアン」という
単語を発した瞬間にかなりの高確率で滑走路をはさんで反対側の
民間機用ターミナルに連れて行かれる。タクシーに乗る場合にはタイ語で
「空軍博物館」と言えるようにしておくか、ホテルなどでメモに行き先を
タイ語で書いてもらっておくと良いだろう。
タイ語の部隊名が入ったパッチなんかはいい土産になるかもしれない。
ではまた m( _ _ )m