今日は吹いた吹いた… 強風に洗われた一日。
ここのところ上空のジェット気流が強く、昨日も北から
戻ってきたクルーが「ちっとも前に進まん」とぼやいていた。
3万7千フィートで160ノットも吹かれてはいくらジェットと
いえどもたまるまい。
その風が今日は下まで降りてきた。勤務に就いた時点で
すでに飛行場には強風注意報が出ており、北北西で
20ガスト(突風成分)27ノットという強風が吹き荒れていた。
ローカル訓練に上がった双発のターボプロップ機が
11,000フィートまでコンスタントに中程度の乱気流を報告
してきていた。
デスク上のモニターには我が飛行訓練部のセスナの
データが入力されている… まぁ、「飛ぶな」とは言えない
から、オフィスに電話して機長の教官には一応現況を
伝えておいた。彼も十分わかっていたみたいで、ほどなく
フライトはキャンセルになった。
風は飛行機にとって切っても切れない気象現象。
味方になってくれることもあれば牙を剥いて敵対して
くることもある。今日みたいな強風の日は、たとえ
味方であってくれたとしても地上でおとなしくしていた
ほうが賢明だ… と私は思う。
週末は沢山の訓練生と教官で予約が賑わっている
飛行訓練部のスケジュール表。訓練のためにも、
教官の給料のためにも、そして訓練部の運営の
ためにも…
明日は風がおさまりますように…
ではまた m( _ _ )m