「噂の女」 奥田英朗 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

「侮ったら、それが恐ろしい女で」。高校まではごく地味。短大時代に恐るべき能力を開花させる。手練手管と肉体を使い、店員を振り出しに玉の輿婚をなしとげ、高級クラブのママにまでのし上がった、糸井美幸。彼女の道行きにはいつも黒い噂がつきまとい――。その街では毎夜、男女の愛と欲望が渦巻いていた。ダークネスと悲哀、笑いが弾ける、ノンストップ・エンタテインメント! (裏表紙より)
 
 
噂の女 (新潮文庫)/新潮社

10話の短編で構成され、

1話目が軽いジャブを繰り出した感じのストーリーで

ちょっとヌルイ感じもする出だしでした。

ところが次編と話が進むに連れてパンチが重くなっていきます。

 

主人公は糸井美幸と云う女性なんですが、

最初は彼女を取り巻く人達の目線での噂の域なので、

実際の人間性ははっきりしません。

後半は彼女自信がしっかりと主人公になり、

その人間性が明らかになっていく様は面白いです。

 

奥田さんは複数の短編をうまく絆げ、

物語をさらに膨らませるのが上手いですね(・ω・)/