「パンデミック・アイ 呪眼連鎖」 桂修司 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

受刑者の自殺が相次いだ北海道・北見刑務所。遺族の依頼を受けた弁護士の伊崎は、刑務官・蓮池と自殺の起きた四番保護房を視察する。だが、突然サーベルを持った男が現れ、振り落とされる奇妙な幻覚を見た伊崎の右眼には、不思議な影が浮かび上がるようになっていた--。第6回『このミス』大賞優秀賞受賞作、『呪眼連鎖』が、タイトルを『パンデミック・アイ 呪眼連鎖』に改め、待望の文庫化!(裏表紙より)

現代版で呪われた人たちの四苦八苦に併せて、
過去版として呪いの元になるエピソードが展開する。
過去版は明治時代の受刑者による北海道の過酷な開拓物語。
読み続けるには面白い構成でした。

呪われた弁護士と刑務官が呪いの謎解きに挑むわけですが、
この刑務官が呪われると知った後の行動力が凄い。
二の足を踏む弁護士を脇に置いて、
なりふり構わないところが笑えました。

でも呪いの元凶となる人物が、
ここまでの深い呪いを発する理由が弱いような・・・
まあ楽しく読めたのでOKです(・ω・)/