- 事故で妻と娘をなくし、絶望の中を惰性でただ生きる雪籐。だが、美少女・天美遙と出会ったことで、雪籐の止まっていた時計がまた動き始める。やがて、遙の持つ特殊な力は、傷ついた人々に安らぎを与え始めるが…。あの傑作『慟哭』のテーマ「新興宗教」に再び著者が挑む。魂の絶望と救いを描いた、渾身の巨篇。
- (裏表紙より)
- 夜想 (文春文庫)/文藝春秋
- ¥750
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絶望の果てにあった雪籐が、再び希望をもって孤軍奮闘する様は面白かったです。
雪籐篇とは別に、娘を捜す嘉子編があって、
後半でシンクロしますが、
嘉子の壊れっぷりは想定の範囲ないでした。
そして後半で明かされる雪籐の精神の壊れっぷりも
「じぇじぇじぇ!」と驚くべきとこでしょうが、
貫井さんの小説なので、「またか・・・」って感じでした(^▽^;)
どんな結末を迎えるのかと、興味をもって読み続けましたが、
う~んなんか微妙な終わりかたでした。
「慟哭」のような内容を期待してた自分がいけないのですが、
期待はずれ感は否めません。
ただ人間ドラマとして認識して読めば面白かったと思います。