「殺意・鬼哭」 乃南アサ | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

『殺意』は、加害者・真垣徹の独白で綴られている。内なる大輪の花に魅せられ、彼は「殺人者」になる。『鬼哭』は、被害者・的場直弘の独白で綴られている。それは刺されてから死ぬまでの3分間の意識の流れ。「おそらくミステリー史上、かつてない試みであろう。…エンターテインメントの域をはるかに越え出た力業である」と評された異色作(裏表紙より)

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「殺意」は加害者の視線で描かれ、

その被害者の視線で描かれたのが「鬼哭」になってます。


ポイントは殺人を犯してしまう加害者の動機。

子供の頃より付き合いがあり、兄とも言える存在。

長年親交があったにも拘わらず、

あることで殺意が生まれ、それを冷静沈着に遂行してしまう。

何故?犯人も自問自答を繰り返しています(^▽^;)

この辺がちょっとくどかったりしますが、

ここは読者が推察するしかありませんね(・_・;)


そして「鬼哭」、

内容紹介にもありますが、

被害者が刺されて死ぬまでの3分間のストーリーです。

弟のような存在、そして親友でもある奴に

殺されなければならない理由を考えます。

よく死ぬ間際に走馬灯のように人生を振り返るみたいな

はなしがありますが、まさにそんな感じですかね。

こちらを読むと被害者がとても憐れで仕方ありません。

良かれと思ったことが、

許されると思ったことが、

分かってもらえてると思ったことが・・・

人間関係って難しいですね~(´_`。)


なかなかお目にかかれない内容で面白かったです。