「東京島」 桐野夏生著 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える――。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世記。谷崎潤一郎賞受賞作。(裏表紙より)


孤島に漂流した人間達が織り成す人間模様が面白いですね。

漂流した男たちは変わり者ばかりです。

そうでないと物語は面白くなりませんが・・・


たった一人の女性を巡る男たちの浅ましさ。

無人島とは云え、意外に食べ物には苦労していないので、

ある程度の生活に余裕があると、男は性欲に走るんですかね~σ(^_^;)


今まで桐野作品の女性はわりと共感できたのですが、

今回のこの女性はすごく嫌な奴。

人間らしいといえば人間らしいかも知りませんが、

贔屓目にみても好きになれないなあ。


一番気になったのは、どこの無人島か知りませんが、

次から次へと漂流者が多すぎます。

まあ、いいか・・・(^o^;)


この物語の終わり方は何かいいなあ。

まったく予想外の締め方でした(*^▽^*)