「太平洋の薔薇」 笹本稜平著 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

第6回(2004年)大藪春彦賞受賞だそうです。


老齢の貨物船パシフィックローズを操る伝説の名船長・柚木。

これが最後の航海となる帰路でシンガポール沖でシージャックされる。

彼らは身代金目的の海賊ではなく、テロリストだった。


追跡を逃れるためわざと低気圧の暴風圏を突き進むパシフィックローズ、

人質になり命を賭けた懸命の操船を続けながらも、

テロリストに抵抗を企てる船長・柚木。


旧ソ連時代に開発された史上最悪生物兵器「ナターシャB」、

それを盗み出したテロリストが企てる計画とは。

「ナターシャB」を巡って工作員たちが秘密裏に動きまわり、

張り巡らされた伏線はどんどん繋がっていきますね。


機を見ては鈍の日本の官僚機構には歯痒い思いをしますが、

パシフィックローズを捜索救助に向かう海上保安庁の巡視艇かいもん、

命令違反を犯してまで捜索活動を続けるこの船の

クルー、船長はカッコいいなあ(^O^)

命を惜しむことなく自分の任務を遂行する。

いや、任務を超えた決断と行動、

海の男達の矜持には胸打たれますね~

クライマックスでは思わず泣きそうになりました。

さすがに電車内だったので堪えましたが^^;


まあ、よくある演出のエンディングではありましたが、

全然OKです。


ちょっと気になるのは、前半はあれほど狡猾周到なテロリストが、

後半●●●●したことかなあ(^o^;)

まあこれもよしとしましょう。


いいですね海洋アドベンチャー♪

久しぶりに感動巨編だった気がします(≧▽≦)