「一鬼夜行」 小松エメル著 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

江戸幕府が瓦解して五年。
強面で人間嫌い、周囲からも恐れられている若商人・喜蔵の家の庭に、ある夜、不思議な力を持つ小生意気な少年・小春が落ちてきた。
自らを「百鬼夜行からはぐれた鬼だ」と主張する小春といやいや同居する羽目になった喜蔵は、次々と起こる妖怪沙汰に悩まされることに―。
あさのあつこ、後藤竜二両選考委員の高評価を得たジャイブ小説大賞受賞作、文庫オリジナルで登場。
<裏表紙より>


妖怪らしくない鬼と、人間らしくない若者のちぐはぐなコンビ。

二人とも口悪く罵り合うが、決して仲が悪いわけではない。

もちろん仲良しってこともありませんが・・・

でも何故かお互い気にせずにはいられない(^▽^;)

喜蔵と小春は否定すると思いますが、早い話は友達なんですよね。


しかし鬼の名前が”小春”って・・・(^~^)

まあこれもワケありです。


そんな二人が近辺で巻き起こる奇妙な事件を解決していくうちに、

意外な事実がどんどん明らかになっていきますね~♪

河童や天狗などいろいろ妖怪が出てきて、

色々と絡まってくる人間(妖怪)関係が、

人情よろしく描かれていて面白いですね(°∀°)b


時に恐ろしい存在であるはずの妖怪ですが、

人間と変わらぬ心が存在し、それなりに苦労を抱えています。

人間の世界も大変だが、妖怪の世界も大変です。


これはちょっとしたファンタジーになるのでしょうね。

心温まる楽しめる作品でした(^O^)