「8の殺人」 我孫子武丸著 | 影丸のブログ

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ひさかたの
ひかりのどけき春の日に
しづ心なく花の散るらむ
 by 紀友則

8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。
速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転―。
鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、二人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙のユーモアで味付けした傑作長編推理デビュー作。<裏表紙より>


3兄弟の長男・速水恭三、弟の慎二、末っ子の妹の一郎(いちお)、

名前の設定だけでもちょっと笑えます。


主人公の速水警部補と部下の木下刑事が殺人事件を追いかけるわけですが、

この2人の凸凹コンビの行動と会話はかなり笑えます( ´艸`)

最後の最後まで、

速水警部補に振りまわされる木下刑事が哀れで、これまた笑えます(´∀`)


謎解きはミステリーマニアの弟・慎二が行っていきますが、

これに妹の一郎が絡み合うのでこれも笑えます(^O^)

なにかミステリーを読んでいるとは思えないほど笑ってばかりですね。

人物設定が非常に愉快です。


第一の殺人トリックは、左右対称という8の字屋敷、

平面図も表示されているので、

途中でなんとなしに解ってしまい、

やっぱり~って感じで、自分としてはなんか満足です(^~^)

まあ自分が気がつくぐらいだから、そう難しいトリックではありませんね。


弟・慎二が謎解きをする際に、

昔のミステリー小説を引き合いに出して、

ミステリーの密室殺人における講釈を延々と薀蓄を垂れるのですが、

これは面白く読み応えがありました。

生憎自分はミステリーマニアではありませんが、

マニアであればより一層楽しめると思います。


そして当然最後に犯人が判るわけですが、

この犯人の性格がイマイチ理解できなかったですね~(;^_^A

(理解する必要もないかな・・・)

ちょっとそのへんが残念でしたが、

ユーモア満載のミステリーは十分面白かったです。