45の密室トリックを発表、日本のディスクン・カーンと呼ばれる真壁聖一が殺された。密室と化した地下の書庫の暖炉に上半身押し込まれた上、火をかけられるという無残な姿であった。彼は自ら考えだした46番目の密室トリックで殺された!? 推理作家・有栖川有栖と気鋭の”臨床犯罪学者”火村英生の痛快コンビ誕生。<裏表紙より>
著者自らが作品に登場していて、
探偵役の火村の助手的存在で活躍してます。
実際に活躍するのは火村ですが、有栖はどちらかと言うと
3枚目を演じて物語を楽しませてくれるポジションですね。
全体的になんかぬるさを感じます。
それはこの火村と有栖の漫才風味コンビの存在が、
殺人事件を解決するような緊迫感を和らいでいるせいかも知れません。
トリックは大掛かりなものでもなく、
犯人も特に意外性はなかったのですが、
思わせぶりな仕掛けに目が行ってしまい、
結構見逃してしまいましたが(^_^;)
伏線はしっかり張ってあったので、
最後は納得しました。
題材が密室殺人事件なので、こじんまり感は否めませんが、
事件を推理する過程(コンビの会話等)は実にユニークです。
推理作家の有栖が素人レベルの推理をすると、
・・・読者もついついミスリードされてしまいます(^^ゞ
それを火村がため息混じりに否定するといった具合に、
火村と有栖の絶妙なコンビは確かに魅力ありますね♪
ソフト感覚のミステリーとでも言うのでしょうか、
まあまあ面白かったと思います(^O^)