FXを始めるときに決めなければいけないことは、どの通貨ペアで取引を行うかということです。
世界には、アメリカドル、ユーロ、オーストラリアドル、ポンド、人民元などいろいろな通貨が存在しています。
そのいろいろある通貨の中でどの通貨ペアで取引をするか決めるのですが、初めて行う場合は"ドル円"がオススメです。
初心者だけではなく、長く続けている人にとっても基本となるドル円の動きを知ることは大切になります。

ではどうして"ドル円"が基本なのかというお話をしていきたいと思います。

まず1つ目の理由は、ドルは世界の基準通貨であるということです。
世界の為替取引はドルを中心に行われていて、世界中で行われている為替取引の9割はドルが絡んでいると言われているほどです。
そのため、ドル以外の通貨同士は、シェアも低いのでドルを介して取引が行われるのが一般的になっているのです。
ドル円を見るよりも、他の通貨同士を見る方が予想も複雑になってしまいます。

2つ目の理由は、情報量が多いということです。
日本人にとってドル円は一番親しみやすい通貨ペアだと言えます。
したがって、情報収集も簡単にできるといえるのです。
貿易や観光など一般の人が外国為替取引にかかわる場面でも、ほとんどの場合がドル円になります。
ニュースでもレートが流れるので、相場感も形成されやすいといえるでしょう。

最後に3つ目は、取引量が多いということです。
ドル円は非常に流通している通貨ペアで、さまざまな企業や人が必要としています。
流通量が多いということは、突発的に事件が起きても動きが加熱しにくいという特徴を持ちます。
リスクの面でも取引量が多いのは安心材料になりますね!