シスター・プリンセス Re Pure Vol.1 可憐



 突然ではあるがコメント欄にこのような書き込みがあった。

 ■無題

 突然ですが次のエントリは
 『愛と平和』の可鱗をネタにしてください。



 そうかよし、やってみようじゃないか。

 「愛と平和」と言えば、ブログ界では有名どころである。

 分類すれば「炎上系」ということになるであろうか。


 炎上系と言えば、フクダユウイチ氏による「スコブルティチョウ」とか「何者かはすこぶる低調」というブログがあった。それはそれは美しく炎上するコメント欄で、そこはかとなく自作自演がばれてしまいブログは閉鎖されたようだ。それともどっかで復活しているのだろうか。

 

 炎上つながりであるが、「愛と平和」はライブドアにその拠点を構えている。

 http://blog.livedoor.jp/karen1985/


 

 方向性は一言で言うと「ナチュラル・サヨクテイスト」であり、簡単に言えば、反米反日反戦の三点セットのように筆者は分析する。何となくフォースの暗黒面に飲み込まれそうな妙な雰囲気があるのが特徴だ。なんというか安酒で酔ったような後味の悪さを感じさせるブログである。


 というかぶっちゃけ「釣り」ですよね?


 などと思ってしまうのも無理はないと思う。筆者も「釣り」だと分析しているが、あの独特の雰囲気は「マジ」なのかも知れない。そんな底知れなさがあるのだ。今回は以下のエントリーを取り上げてみたいと思う。



-------------------------以下、「愛と平和」より--------------------------

http://blog.livedoor.jp/karen1985/archives/50464283.html#comments


2006年02月09日

引きこもり

誰がつけたか、親と同居している独身者をパラサイト。
30才以上、未婚、子供なしは負け犬。
それじゃ不公平だから、30才以上、未婚、種無しにも名前を授けてほしいと前置き。
でも、働いているからいいじゃないと思う。

一時、フリーターが叩かれていた?と思うけど、最近はちょっと事情が違うみたい。
彼らもまだ働いているからいい、そんな風潮になっているかも。
引きこもりがいるから。

先日、大阪の方で、公園からホームレスを強制排除する様が報道されていた。
是非はともかく、これは引きこもりの未来でしょうか。
心理状態など、かなり酷似しているでしょうけど、
でも、自分で責任を引き受けている分、ホームレスの方がまだマシと思える。

引きこもりって、いい歳して働かず、親のスネかじってる人たちのことでしょう?
聞けば、親の年金に手をつけたり、障害者年金を偽って受給している人もいるそう。
ヒキコモリって、何か生き物みたいな名前。いい加減、この社会悪としか思えない生物に何らかの名称をつけてやった方が宜しいんじゃないかな。

こちらのblogにも昼日中から幼稚な書き込みをしている人たちがいます。
あなたのことですよ。いつまでママのおっぱいしゃぶってるの?
新しい社会階層が生まれ、貧富の差が広がっていく時代、頼りの親はいつまで生きているか分からないし、彼らは国民年金も払っていないでしょうから老後のあてもない。
冗談抜きで、自殺するしかないんじゃない?

 

------------------------------------------ここまで引用-----------------------------------------------



 ウヨサヨ以前に、世間に喧嘩売っているような気がスル。


 この読後感の悪さはなんなのだろうか。


 ぶっちゃけ「愛」も「平和」も感じられないんですが。




■言ってはいけないこと

 これを会社で音読したらえらい事になってしまうと思われる。

 営業の田中君は「ボクは寄生虫じゃない!ちゃんと生活費入れてます」というだろう。

 経理の恵子さんは「セクハラで訴えてやる!」と息巻くだろう。

 佐藤係長は泣きながら席を外すだろう。

 やはり「音読」して差支えがあるような表現はいかがなものかと思う。その点、筆者のブログは格調高いので音読しても安心である。是非音読してもらいたい。大人になるという事は、「言ってよいことと悪いこと」の区別がつくということなのである。  




■ヒッキー問題

吾妻 ひでお

失踪日記

 仕事もしないで生活ができるということはある意味で「特権」なのである。そもそも貴族というのはそういうものなのであって、引きこもり(ヒッキー)というのは、現代日本の貴族階級なのである、といったら過言になるかもしれない。


 親のスネが齧れるほど太いというのは実は幸せなことなのである。親のスネの太さにもいろいろあって、億単位の資産をもっている新幹線の橋脚クラスのぶっといスネもあれば、鰯の小骨のようなしゃぶりようがないスネまである。これらを一緒くたにしてはいけない。



 問題となるのは、親のスネがなくなった時に収入が途絶えるヒッキー層である。しかし筆者はそんなに心配はしていない。日本人として生まれインターネットに接続する程度の能力があって、「愛と平和」を閲覧して憤慨するようなヒッキーであれば、いざとなれば仕事くらい何とかするだろうと思うからだ。

 もちろん、年齢が逝ってから仕事をするのは大変不利である。しかしながら不可能ではない。ホームレスになるよりは仕事したほうが楽だと思う。

 

 ホームレス転落の危機にある方は、「失踪日記」を一読されたし。

 アル中の吾妻氏が送ったホームレス生活が描かれている。

 感想は色々あると思うが、「人生なんとかなるもんだな」と思えば少しは楽になるかもしれない。


 



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