昨日「朝陽」のタイトルでブログアップした時の画像。

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ここに写っている 木 が
今日、切り倒されてしまいました。

昨日、ほんとに何気なく朝陽が綺麗だったので撮った写メ。
いつもバタバタな朝なのに
昨日に限って珍しく少し余裕があったので
ふと思い立って撮ったこの写真が
この木にとっての最後の写真になりました。

ここには多くの鳥達が集まってきていました。
特に白鷺は信じられない位の数の群れが集まり
それぞれ巣を作って子育てしていました。
ちょうどうちのベランダの目の前を
枝や何かを運ぶために飛んでたんです。
何となく目があったり。(気のせい?)
その白鷺の群れを眺め観察するのが私の楽しみでした。
白い白い鳥の群れはとても美しかった。

ただ、白鷺達を狙うカラスが集まってきたり
雨の日には何とも魚の生臭い匂いがあたりに立ちこめたり
周辺の住民やお店の方々には迷惑な部分もあったと思います。

それが夏の後半ころか?
群れがいなくなりました。
どこかへ行ったのかなと不思議に思っていたんです。

群れがいなくなった原因は分かりませんが
人間は鳥達が集まる木を全て切り倒す事を選択しました。
今朝、あの木はもうそこには無くなってしまいました。
何とも切なく辛い気持ちになりました。
私も臭い臭いと文句を言った事もあるので
自分のせいでもある気がして
申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

何十年もここにいただろう木が切り倒される前の日に
こうやって朝陽の中の写真が撮れたのも
何かの縁かなと。
そしてブログにアップして
何人かの方の目に触れる事ができたのは
良かったのかなと思っています。
木はちゃんと悟っていたのかもしれません。

辛い申し訳ないという気持ちも
また傲慢なエゴかもしれない。
でも、木がまたどこかで材木となったり
家具となったりと
違う形で生き続けてくれたらと祈っています。

もう一度
またどなたかの目にこの木の姿がとまればと
画像をアップしてみました。
多くの命を育み
それでいて何も主張する事なく
きっと何十年もそこにただ佇んでいた。
そんな木です。