ひとりになってから数年は
生きた心地もしない位辛かったです。
生きてる事そのものが地獄でした。
生き地獄ってこういうこと言うねんなって思いました。
地べたに這いつくばって泥水すする様な
そんな辛く惨めで寂しく不安な
もっともっと言葉にできない様な気持ち。
色んな物を一気に失って
生活もままならない。
何かにすがりたくて
色んな話に引っかかって散財したり。
とにかく何でもいいから
楽になりたかった。助けて欲しかった。

でも誰も助けてくれなかった。

誰も信じられない
何もかも失った
世間は冷たく残酷だ
誰にも愛されない
誰もわかってくれない
誰か助けて!
寂しい辛い怖いもういや!

でも
ある時やっと気づきました。

1番大切なもの
何より尊いものを私は持ってる。

子ども達は私の傍にいつもいました。
どんな私も受け入れ愛してくれて
必要としてくれる愛しい子ども達は
ずっと変わらず傍にいたんです。
私が何より望んでいた幸せそのものを
私はすでに持ってました。

私は愛されているし認められている
私の存在そのものを必要としてくれてる。

私は宝物をギュウッと握りしめながら
無い無い、何も無い
と探し続け求め続けてました。
でも力を抜いて手を開いてみたら
そこには宇宙一の宝物があったんです。

子ども達を思う時
心の奥深くから溢れ出る様な愛しさと幸福を感じ満たされます。

空の青さも
澄んだ空気も
季節の匂いも
鳥のさえずりも
私の心を幸せで満たしてくれる様になりました。

気づけば心優しい人達に囲まれて暮らしてます。
友達も職場もバレーボールのチームも
とても良い人ばかりです。
そんな人達とのご縁もまた
幸せだと感謝しています。

失ってやっと気づいたのは
私がずっと持っていた当たり前の幸せでした。

そんな幸せを与えてくれた結婚生活にも
今は感謝しています。