昨日、現地時間の15時半頃スマトラ沖でM8.6の地震がありました。
私が今現在いるのはプーケット。
2004年のスマトラ沖地震で、津波で甚大な被害がでた場所です。
その時のプーケットの様子をお伝えします。
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フェイシャルマッサージを終えて、ビーチにでも繰り出そうかと思っているその時だった。
ショッピングモールを歩いていると、こっちに向かって走ってくる人が数人いた。
急にお店を閉め出す店員。
今日はもう閉店時間なのかと思い外にでる。
モールの外は、人がごったがえしておりなにやら異様な雰囲気。
すると突然、ビーチの方から人が大量に猛ダッシュしてきた。
人だけでなく、バイクや車もすごい勢いでこっちに向かってくる。
意味がわからず、私もその猛ダッシュの波に飲み込まれ一緒に走ることになった。
なに?え、なんなの?
よくわからないけど、人々の様子が尋常じゃない。
エイリアンが襲ってきたときの映画のような光景。
走りながら周りの人に何が起こったか聞いてみるも、みんな知らないという。
わけがわからず、逃げているようだ。
テロか何かで銃撃戦でも繰り広げられているんだろうか。
そのうち撃たれるんじゃないかとパニックになる。
とにかく宿があるところまで逃げよう。
宿のオーナーに事情を聞こう。
そう思い、命からがら何とか宿にたどり着いた。
その間10分くらいだったと思うが、とても長く感じた。
宿のオーナーは西欧人だが、日本語が少し話せる。
息をきらしながら、何が起きたんですか?と聞くと、
インドネシアで地震が起きた。津波が来るかもしれない、
と言われる。
頭をよぎるのは、2004年のスマトラ沖地震。
ここ、プーケットも津波で被害があった。
そしてさらに、東日本大震災の津波の映像が脳裏に浮かぶ。
ぞっとしていると、オーナーが、ここは大丈夫だからという。
マーケットのところまでは危ないけど、ここは標高が高いから大丈夫と。
少しほっとして共同スペースで休んでいたが、街はまだ大パニック。
道路は車が渋滞し、人々は逃げている。
ほんとにここで大丈夫なのかとすごい不安になり、ネットで情報収集するが
日本には津波はこない模様というニュースをみてイライラが募る。
そんなことが知りたいんじゃない。
来ない地域じゃなくて、来る地域が知りたいんだ。
インド洋沖全般で津波警報が出された。
宿のスタッフがやっとチャンネルを変えてくれて、ニュース速報を見るも言葉の壁でよくわからない。
どうなんですか?とオーナーに聞くと、
まだインドネシアに津波は来てないから。
インドネシアに来たらプーケットも危ないけど。と言われる。
でも、ここは大丈夫。
私も津波はすごいこわい、だからここを買うとき津波のことはすごい調べた。
ここは大丈夫。
と繰り返し言われるも、自分の命をこの人に預けていいのかと疑問がわく。
もっと高台に逃げた方がいいんじゃないか。
人々のパニック状態を目の当たりにしてしまったせいで、自分の精神状態もわけがわからなくなった。
そんなときでも、家族にこのことを話したら心配されるんじゃないかとか考えて、
昨日文字化けして見れなかったと言われていたメールを再送してみたりした。
もし、津波に巻き込まれて連絡がとれなくなったときに、
あのメールはなんだったの?という疑問を残さないために。
結局その送ったメールも文字化けしてたらしく、意味がなかったのですが。
しばらくすると、ニュースを見ていた宿のオーナーが、
津波は大丈夫そうだといっていたので一安心。
でもまた大きな余震があって、津波警報が再び出されたとかそんなのの繰り返しだったけど。
私の精神状態がもはや限界を超えていて、とにかく家族と話したいと思い
今回日本を発ってから初めて電話をした。
その電話で家族も今回の地震を知ったようだが、いろいろ調べてくれて大丈夫そうだという結論になった。
今NHKのニュースで、プーケットの人々のパニック状態の様子が伝えられてるよと言われた。
家族と話して少し落ち着いたものの、孤独感とやるせなさに精神的ショックが尋常じゃなかった。
何が怖かったかって、地震の揺れをまったく感じなかったので、なんだかわからず逃げなければいけなかったこと。
わからないものを恐れて逃げることの怖さ。
これは、さすがに初体験でした。
やっと津波警報が解除され、精神的にも落ち着くことができたのです。
日本も昨年東日本大震災があり、さらに今首都圏直下型地震が危惧されている状況。
地震については、しっかり考えていかないといけないなということを改めて感じたのでした。
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