実はオレ、中学から大学半ばにかけて、キーボード(とピアノ)をやってました。

でも突然嫌になって、楽器をギターに持ち替えてしまいました。


理由は、重さ。


ライブに持っていくときの、運搬上の苦痛に耐えられなくなったんです。

あと、その頃、

「もっと気軽に、電気なしでも、どこででも楽しめる音楽をやりたい」

っていう欲求が強くあったことも原因ですかね。


で、ギターの練習をはじめて思ったことは、

「意外に難しくない(身体的苦痛を伴わない)」

ということと、

「思ったよりもずっと不便な楽器だ」

ということでした。


ギターやってる方なら、わかると思いますが、

あの楽器って、コードの構造が、視覚的に理解しにくいようにできてますよね。

ピアノやってた頃なら△7thだろうと、add9だろうと、簡単に想像できて、

知らないコードでも、(法則性を知ってれば)割とすぐ押さえられちゃったのに、

ギターでは、そうはいかない。


△7thなら△7th、add9ならadd9の、定型をまず「丸暗記」しなきゃならない。

それが一番参ったところでした。


逆に良いところは、転調が簡単なこと。

何しろ、カポをはめるだけで、キーが容易に変えられちゃうんですもん。

そこはもう、楽ちんで喜びましたね。


最近はすっかり(何しろもう20年くらいの腐れ縁だから)、ギターにも慣れ、

耳コピ作業も、ギターだけでするようになりました。


でもやっぱり、ときどき、昔みたいにピアノ弾けたらなぁ、と思うことがあります。

サティの「ジュ・トゥ・ヴ」とかね。

昔よく弾いたもんです。



ああ、また弾きたいなぁ。


でも、練習はじめる前に、



ピアノの周り、掃除しなきゃ・・・



(今は完全に物置状態・汗)