以前から何度もなんども書いているように、

オレは神仏および、あの世、転生、霊魂等々を、まるで信じていない。


この無神論者ぶりは我ながらかなり徹底してて、

その結果、オレは今までの人生で、迷信とか宗教的禁忌なんかを、

幾度も平気で踏みにじってきた。


北枕なんかは序の口で、

ご飯茶碗に箸を突き立てたり、

霊柩車に手を振ってみたり、

挙げ句のはては、お守りの中身を開いて見て、ごみ箱に捨てたことさえある。


こんな外道で罰当たりなオレであるけれども、たった一つ苦手な、「不思議なるもの」がある。


そ、それは、ズバリ、



心霊写真



そう、あの、

虚空にぐにゃりと浮かんだ白い顔とか、

肩ごしにしなりと伸ばされた、三番目の腕とか、

存在するべきはずの場所に、ぽっかりと存在していない、消えてしまった足とか、


もう、そういうものが、


説明しようがないくらい、怖い。


テレビで心霊写真特集とかやってると、まず間違いなくチャンネル変えちゃう。


どうして、心霊写真に限ってだけ、こんなに怖いのか、理由はさっぱりわからない。


霊を信じているわけじゃない。

怨念なんていうものに至っては、鼻で笑っちゃうくらい信じてない。


でも、心霊写真は怖い。

どこが怖いとか、そういう説明はできない。

ともかく怖い。何が何でも怖い、としか説明のしようがない。


と、いう話を妻にしたら、笑われてしまった。

やっぱり変かなあ。