実を言うとオレは、高校時代から、三十代後半の今に至るまで、

彼女がいなかった時期が、全くない。

(「とっかえひっかえ」じゃないよ。それだけ一人一人と長かった、ということ)


ともかくも、オレは高校卒業してずっと、「異性の朋友」という第三者を身近に置くことで、

自分に対しての客観性(や批判力)を、持ち続けて来られたと思う。

もちろん、絶対的な孤独からも、護られてきた。

これはとてもラッキーなことだったよな、と思う。



だから、

「彼女がいない。ずっといない」


ということが、実際にどれだけの苦痛となりうるのか、

オレには想像することしかできないけれど、

恐らく、相当に寂しいものなんだろうと思う。


もちろん、だからといって、それを理由に犯罪を犯して良いことにはならない。

まして無差別殺傷なんて。

愚痴るばっかりで彼女つくる努力してなかった彼なら、尚更。



オレが今、心配しているのは、大学時代親友だった男。

実家の事情で故郷へと帰ってしまい、最近では手紙だけの付き合い。

(本も読むが)ゲームオタ。

貧相体型だったが、20代肥満の一途を辿り、

今や小太り。 銀縁眼鏡。 アキバ系。


毎年の年賀状には全く、浮いた話が書かれていないけれど、

奴は上手くやってるんだろうか。

相変わらず素人童貞なんだろうか。


今度電話でもしてみようかな。