
山野 車輪
マンガ嫌韓流
随分時間が経ってからの読書(笑)
実は、流行ってた時分に、立ち読みで大体読んでしまっていたんですが、
図書館で見かけて、改めて最初からきちんと読むことにしました。
で、感想としては、頷ける部分70%、首を傾げる部分30%、というところですか。
「日本政府が、韓国に対してこれ以上の謝罪も補償もする必要はない」
という基本姿勢には、オレも同意です。
(従軍慰安婦など、未だにはっきりしていない問題もあるけれど)
日韓はもう数十年も前に国交正常化がなされているし、
日本政府の者も、様々な言葉、見解によって、何度も何度も何度も「謝罪」めいた発言をやってきてる。
大体、過去の歴史に対して、ある国家が他国に対してそういった「声明」を出すということは、世界探しても他に類がみられないし、
日本がこれまで平和国家としてやってきたことを鑑みれば、現・韓国(中国)政府が、
謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ謝罪しろ
・・・と喚くのは、言っちゃ悪いが、ナンセンスです。
オレなんぞでも、
「要するに韓国政府は日本に甘えてるだけなんじゃないの?」とか、
「韓国政府は、プロパガンダすることによって、内政問題への国民の目を逸らしたいだけなんじゃないの?」
なんて、侮蔑の一つでも言いたくなってしまいます。
ただ、この本にも問題点がもちろんあります。
どうやらこの本の作者、なかなかにクールヘッドな人らしく、読んでても、「ゴーマニズム宣言」や「美味しんぼ」など、他のアジテーション漫画にみられるような、「読者のセンチメンタリズムに寄りかかる、アオリ表現」は、強くはみられません。
(そもそもが韓国という国の日本への「甘え」を暴く本であるからして、それは当然のスタンスでしょう)
でも、それでも読んでいくと、「ちょっと誇張しすぎじゃないか」と思える点があって、
それは劇中での韓国人の論客としての無能ぶりとか、
少ないですが、「そもそも韓国には誇れる文化などない」というような、確信犯とも言えるような断言として、出てしまっています。
(分量としては少ないですが)
あとは、韓国人や国内左派の人間の顔が、誰も彼もブサイクに描かれてあったりとか(笑)
オレはもう大人なので、大体こういうのは話半分に読み始めるようにしていますが、
初心な中坊あたりが読めば、隣国人が皆、こういう「悪人顔の、愚か者」であるような思い込みを持ってしまうかも知れません。
そこら辺の配慮が欲しかったなぁ。
※ ま、これだけ韓流&韓流スターが流行ってりゃ、そんなのは杞憂かも知れませんがね・・・
まあそれも含めてですが、
正直、オレとしてはこの本は、「良くやった」とは思うものの、
子供に対してはあまり薦めたくはありませんね。
物事というものは、書物ではなく、出来るだけ自らの体験でもって学び始めるもの。
隣国人とロクに会ったことも話したことも、行ったこともないのに、
こういった「わかりやすすぎる」書物でもって、先行して偏見を持って欲しくありません。
無論のこと韓国にも、知日・親日で、捏造されていない歴史認識を知っている方が沢山いらっしゃるし、
逆に日本にも、どうしようもない無知・単細胞連中が沢山いますから。
「人は一人一人、それぞれ別の存在。どんな国にも良い人も悪い人も、色んな考え方の人がいる」
そういう分別がわかるようになるまでは、オレは子供には、この本は読ませたくないと思います。