うーむ。
理解できない。
必要な知識とか技術とか、沢山あるのに。
なぜ男には、家庭科必修にしなかった?!
・・・などと、当時の文部省に八つ当たりしておりますが。
何をしているかというと、
女物の着物の身八つ口(みやつぐち、袂(たもと)と脇の下のスリット)を縫いつけて、塞いでいるのです。
男物の着物って、ヤフオクとかで探しても、
色も種類もサイズも、とーっても(女物に比べて)種類が貧弱ぅ。
特にサイズが問題。
昔の男性は平均身長が今よりかなり低かったから、まともに探していると、身長175cmのオレに合う、身丈と裄(ゆき、首中央から袖口までの長さのこと)のものを探すのは、中々に大変なんですな。
困った・・・。
(↑新調するカネはないし)
そういうわけで、結局オレが選んだ裏技(?)は、
「女物」を探し、改造して着ること。
女物はお端折り(おはしょり、たくし上げて着ること)するのを前提に仕立てられているから、
身丈が147cmくらいで、つまり長い。あと、たまに裄(ゆき)も66cmとかになるのもあって、
これを対丈(ついたけ、そのままお端折りしてない状態)で着てしまえば、
何と便利、まったく男物として、おあつらえに使えてしまうことに気付いたからなんですよ。
日本の衣装は基本的にユニセックス構造で、
唯一、女物男物で決定的に違う構造は、先にあげた、その身八つ口(みやつぐち)くらいなんですよ。
この身八つ口(みやつぐち)は、着付の時の方便と、昔は赤ちゃんに授乳する時のためにあったスリットらしいんですが、
この、男物にはついていないスリットを、全部縫ってしまえば、実に簡単に男物にすることができるんですね。
でも。
ここに一つ問題が。
オレ、料理は(独学で)結構出来るようになれたけど、
裁縫は全然無知。
遠い昔に、小学校の授業でやったような気がするけど、
それ以来、さっぱり。
うーむ。
聞けば女子は、中学はもちろん、高校に行っても、家庭科があるというではないですか!
(↑男子校出身だから、卒業して初めて知った)
差別だ。
女子に対しても、男子に対しても、これは性差別なのだぁあああ!
・・・と力んでみる。
まあ、しかし力んでも仕方がないので、
妻に基礎の基礎を教わって、後は試行錯誤で縫い縫い。
チクチク(こうかな?)
チクチク(うわー、わからねぇ)。
チクチク(何だこりゃ?どうやって止めるのかな?)
チクチク(くわー!どうしてここでダンゴが止まらネェんだぁ!!!)
ムキャー!!!
(↑サル状態)
まあそういうわけで、何とかやっとります。
本当のこと言うと、
うちの奥さん、「アタシが縫ってあげようか?」
などと甘いことを言ってくれてるんだけど、
オレ、「真に自立した男子は、裁縫・料理はじめ、衣食住の技術に熟達すべき」
・・・などというDIY信念持ってるものですから。
(多分、一人っ子で親が過保護だったから、それにムキになって反発して、逆にこういう性格になってしまったものと思われます)
まあ、そういうわけで、
がんばるぞぉ。
チクチク。
・・・イテ。
※ 豆知識1 : 女性の着物に「お端折り」があるのは、「妊娠出産という体系変化に一枚の長着で対応できるように」、という昔の知恵からだそうです。
※ 豆知識2 : 「身八つ口」があるのは、「出産後、赤ちゃんに簡単に授乳できるように」、元々はオッパイをぽろりと出すための口だったそうで、そのため昔はもっと、スリットが大きく出来ていたそうです。
