世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国?物真似上手の会社人間?地球各地で収集したジョークの数々を紹介しつつ、真の日本人像を描き出す。笑って知って、一冊で二度おいしい本。
(Amazon紹介文より)



中々笑えます。

タイトルだけ見たときは、

「もしかしてまた『フジヤマ、ゲイシャ』あるいは『眼鏡で出っ歯な、ちょんまげ野郎』なノリの、日本人に対する無知による冗談ばかりが紹介されているのか?」

などと要らん危惧を抱いてしまいましたが、


あに図らんや、これが中々「日本人らしさ」を良く知った上での、

「思い当たる節がある」類のジョークばかりで、

読んでて実に面白いです。


例として2つばかり紹介すると・・・


【その1:「早く飛び込め」】

ある豪華客船が航海の最中に沈みだした。

船長は乗客達に速やかに船から脱出して海に飛び込むように、指示しなければならなかった。

船長は、それぞれの外国人にこう言った。

アメリカ人には、「飛び込めばあたなは英雄ですよ」

イギリス人には、「飛び込めばあなたは紳士ですよ」

ドイツ人には、「飛び込むのがこの船の規則となっています」

イタリア人には、「飛び込むと女性にもてますよ」

フランス人には、「飛び込まないでください」

日本人には、「みんな飛び込んでますよ」




【その2:「抗議」】

もしレストランで出てきたスープにハエが入っていたら・・・

ドイツ人・・・このスープは熱いので十分に殺菌されている」と冷静に考え、スプーンでハエを取りだしてからスープを飲む。

フランス人・・・スプーンでハエを押しつぶし、ダシを取ってからスープを飲む。

中国人・・・問題なくハエを食べる。

イギリス人・・・スプーンを置き、皮肉を言ってから店を出てゆく。

ロシア人・・・酔っぱらっていてハエが入っていることに気づかない。

アメリカ人・・・ボーイを呼び、コックを呼び、支配人を呼び、あげくに裁判沙汰になる。

日本人・・・周りを見回し、自分だけにハエが入っているのを確認してから、そっとボーイを呼びつける。

韓国人・・・ハ エ が 入 っ て い る の は 日 本 人 の せ い だ と叫び、日の丸を燃やす。




最後の韓国ネタが(笑)

でもまあ、こんな感じで、ページをめくるごとにニヤリとしてしまうようなジョークと、

そしてそれについての、短いコラム、

つまりこういったジョークが出てくる背景には、日本人のどういった文化特性があるのか云々が書かれてあって、よりいっそう楽しめる造りになっています。


例えば、「日本人の異様な時間への正確さ」の項では、ジョークとともに、

「一昨年のJR西日本の福知山線脱線事故で、運転手が『わずか2分に満たないダイヤの遅れ』を気にしていて、そしてそれが原因となったということが、海外メディアで驚愕の事実として報じられていた」

ということなどが、現実の例として述べられ、


また、「日本人のハイテク技術」についての項では、これもジョークに添えて、

日本のモノ造りのレベルが、いかに海外で一流として評価されているか、

などが実例をもって紹介されていて、

いや成程フムフム言われてみれば確かに、などと納得してしまうことしきりなことが、

短いながらも随所盛りだくさんに書かれています。



とても良い本なので、今回は図書館で借りて読みましたが、

そのうちに自費で購入したいと思ってます。


じゃ、最後にも一つオマケで、本書中オレのお気に入りジョークを紹介。



【その3:「日中関係」】

靖国問題などで日中は最悪の状態、と聞いていたパキスタン人が、日本の中華街を見て、驚きこう言った。

「日中の仲が悪いなんてウソだ。パキスタンにインド人街があったら廃虚になっている」