ご多分に漏れず、大泣き。

監督さん、観せ方上手すぎる。

冒頭の「ゴム飛行機」が出てきた時点で、もうボロボロですわ(笑)


映画の舞台は昭和三十三年。

日本経済は、凄まじい勢いで発展続け、

おかげでオレの子供の頃には、我が家も、テレビはカラーの時代。


それでも、映画観てると、

オレの少年時代まで残っていた(そして今はない)ものが沢山出てきて、

しみじみしました。


例えば、

やたらあちこちに雑草生えてたりする道とか、

土管のある空き地とか、

ブリキの看板とか、

木製電柱とか、電球でできた街灯とか、

いかにもボウフラが湧きそうなドブとか、

板塀の間をすり抜けて下校、とか。

帰宅して即、ランドセル放り投げて遊びに!とか、

教室で野球(実況付き)とか、

駄菓子屋の前で、みんなで「くーださーいなー!」とか、

でもって、スカばっか出る、水につけると文字が出るクジとか。

もう色々、いろいろ。


ともかくもう、いっぱいいっぱい、思い出すものがあって、

泣けましたね。


あと、昔の上野駅とか、まだ造ってる最中の東京タワーとか、

高いビルなんて皆無の、星がきれいな都心の夜とか、

ちょこっと映った高円寺の町並みとか、

そういう、いつも見慣れた東京風景の、オレの知らない、時間越えた過去の姿は、

(オレが東京来たのは、バブルの頃です)

もちろんCGだとはわかってるんだけど、

時間の流れっていうものの不思議さを感じさせてくれて、

それももう、じいんときましたよ。


良かったですね。「鈴木オート」のお父さん。

こんなに沢山、建ちましたよぉ。高いビルが。

戦争には負けたけど、色々問題あるけど、

なんだかんだ言って、日本は豊かになりましたよ。


もちろん話も素敵でした。

人と人の繋がり。絆。ささやかな冒険。

涙だけじゃなく、笑いも沢山です。


まあ現実には、あの頃はあの頃で、人と人が近かった分だけ、

色々としがらみがあって(例えばイヤな奴が町内にいても、付き合っていかなきゃならない)、

色々と大変だったんでしょうが(笑)、


でも、いいじゃないですか。

望まなくても、酷いことは勝手に沢山起こっちゃうから、

過去こそ、美しいものであって欲しいと思いますね。

もちろん、未来もね。輝いてて欲しいなあ。


これから先の五十年後も、百年後も、

空に綺麗な夕日がありますように。



※ 一つ残念だったのは、レンタルで観たもんで、メイキングが観られなかったことです。豪華版DVDを買ってみようかな。

※ そうそう、オレの親は、
ちょうどまさに「六ちゃん」の年代で、若い頃二人とも東京にいたことがあるので、
観せて感想きいてみたいもんです。