舞台:ある土曜。賃貸アパートの一室。
登場人物:夫、妻、カラス


窓から午後の日差しが差し込む。
妻がソファに座って本を読んでいる。

そこへドアが開いて、買い物袋を下げた夫が入ってくる。

手慣れた仕草で、料理の準備をする夫。
妻が立ち上がり、声をかける。




妻「なにこれ?」


僕「粉。コナだよ。ホットケーキ作るんだよ」


妻「ふふっ。そう。でもね、あなたのホットケーキはまだまだだねぇ。私の方が上手いもん♪」




(・・・・・間・・・・・)




僕「・・・じゃあ作ってよ」


妻「いいよぉ~☆」





僕「ホントだな」


妻「もちろん!」







僕「・・・じゃオレ、あっちで仕事してるから」
















(数分後)

















妻「わはははー!楽しいなー!」


僕「・・・オイ」




妻「わはははー!楽しいなー!」


僕「・・・オイってば」





妻「わはははー!」











僕「・・・なんでこうなるかな」




妻「いや、結構おいしいと思うよ!味は」





僕「・・・・・・・・・・・・」








太陽は西に沈み、窓辺が紅く染まる。

どこかでカラスが鳴く声がする。

夜は少し冷えるかもしれない。





-完-




※ この記事は事実に基づいたフィクションです。
妻によれば、このときはたまたま少しだけカタチが崩れただけだそうです・・・。