「バルーンレース」&「サンセットパリ」
「バルーンレース」&「サンセットパリ」
ヒロヤマガタの作品には気球(バルーン)がよく登場する。
今回はその代表的な作品を2つ紹介します・
一つ目は
「バルーンレース」
1989年
パリ近郊では毎年秋にエア・ショーが開かれるが、その余興として、
時々バルーン・レースが行われるという。
この作品は、ヤマガタがパリに住み着いた初めの頃、バルーンに乗せてもらった体験と、
当時見聞きしたバルーン・レースの思い出をミックスして仕上げたものだそうです。
レースはパリの街がまだ覚めやらない早朝に開催されるそうです。
(気候、風が安定しているから、早朝に開催されることが多いそうです。)
描かれている橋はアレクサンドル3世橋で、
対岸に見える建物は、アンヴァリッド広場を前にした軍事博物館と
ナポレオンのアンヴァリット寺院。
「サンセットパリ」
1997年
バルーンレースとは対照的に夕暮れ時を描いた作品。
ほとんど同じ場所から描かれています。
真ん中に描かれている楽器はチェロ?コントラバス?
定かではないですが、
「ボクは楽器が弾けたらいいと昔から思っているが、いくら練習してもうまくならない・・・。」
と言ってました。
ヒロヤマガタのそんな思いが入っているのかもしれません。
もしかしたら、バルーンレースが終わって帰路に着くところなのかもしれません。
ところで、ヒロヤマガタ作品によく登場するバルーン。
実際ヒロヤマガタさんもアメリカに渡ってすぐの一時期バルーンを所持していたそうで、
週末になると友人家族と毎週のように早朝からでかけて、乗っていました。
赤と白のバルーンだったそうです。
そんな思いでも詰まっているのでしょう。
また、バルーンに乗って、上空まで上ると、
「バルーンの上昇に使うバーナーの火を噴く音以外はほとんど聞こえず、
すごく静かで平和な時間が流れる。そんな時間が大好きで、ついつい描いちゃうんです。」
と言っていました。

