ダブルケアというのは、子育てと親の介護が一緒にやってくることです。
特に、晩婚化が進むのと同時に親の介護が必要になったという例が増えつつあります。
これまでは結婚→出産・育児→親の介護、という流れだったというのが多数派でした。
しかし、女性が社会進出するのと同時に結婚する年令も遅くなる→出産年令も上がるとなると、子育てをする年令の時に親が高齢化する→介護が必要、ということになるのです。
そのため、同時進行しなきゃいけないのですが、このフォローがまだ不足していると言えます。
また、いずれも「家庭内で行うもの」という概念がまだ根強く、専門家にお願いするということへの抵抗感情があるといいます。それで、これらの対象になっているのが「女性」への負担が大きいと言われています。更に仕事をしていると、その負担が大きくなります。
それ故に、こういった現状を踏まえて、システム等のハードな部分と、心のケアなどのソフトな部分を確立していかなくてはいけないと思うのです。
それに向けては、施設の充実化(もちろん働く人の報酬が見合ったものにしなくちゃいけないのもあるけど)が最優先だと思います。同時に専門家の育成が必要です。
また、ソフトな部分としては心のケアが出来る場所での提供があればと思います。働いている人が入りやすいように、土日開催とかあれば参加しやすいのではないでしょうか(もちろん守秘義務というの超前提ですが)
まだ一部しかこの話が出ていないのですが、地方に行けば行くほどこの話はたくさんあるかと思います。
そういう問題提起が出来る機会があればいいなと思っています。
※ダブルケアについては、こちらが研究しているそうです。
