4月のある日、友達とお茶していたら偶然目にしたTwitter(X)で、写真撮影会の案内が出てきた。カメラマンは、有名商業施設や芸能人などをとられた経歴を持ってる方だという。参加条件は、「フロサポ」こと川崎フロンターレのサポーターであることだった。

「申し込んでみようか」
「そうだね」
その場の勢いで申し込んだら、枠が取れた。ゴールデンウィークの間に行われるそうで、楽しみにしていた。
本番が来るまで、カメラマンさんのTwitterを見るなどして過ごし、関連事項があればメモにするなどしてきた。
小道具があれば何でもいいということだったので、10年書き綴ってきたほぼ日手帳の、今年版を持っていくことにした。

本番当日――その日は雨が降ってなくて、撮影にはちょうど良い天気だった。ただ、風がひどかったけどこれがどうなるかわからない。
普段は結んでる髪を解き、ほぼ日手帳を見せる。格好はユニフォーム。
見た瞬間、「なにこれ、ステキじゃん」という反応をされる。
「10年近く、これを書いてました」
「えー、すごい!」
褒められながら、撮影が進む。シャッターの音がテンションを上げていく。
背景が等々力陸上競技場だから、更にテンションも上がる。

撮影が終わると、更に褒められた。「編集の仕事をしてたの?」と聞かれる。
「いいえ、物流会社の事務をやってます」
「もったいないじゃん、仕事に活かせばいいのに」
このほぼ日手帳を持っていくたびに、言われる言葉だった。やりたいと思ってもご縁につながらず、今に至ってるから尚更だ。
参考までに『ほぼ日手帳公式ガイドブック2018』を見せる。この本はすでに廃版になっているが、私のほぼ日手帳が掲載されている。

 

 

ほぼ日手帳にフロンターレの話を書くようになってから、10年目を迎えた。

最初は日付にこだわってたけど、day-freeになってからはそこの枠も超えられるようになった。

インスタグラムにあげるようになって、認知も少しずつ付いてきたけどやってきてよかったと思っている。

公式ガイドブックに掲載された頃は、勢いで出したこともあって楽しかった。それからずっと書いてるけど、途中2年間休んだ。

そして突然、書きたくなって再開したのは言うまでもなく。

 

やっぱり書くのが好きだなと思ってる。

それをピアノを弾くように表現できるのは、ほぼ日手帳のおかげなのかもしれない。

なお完成したデータは、後日手元に届く予定だ。友達にお願いしているので、それが来るまで楽しみにしておこうと思っている。