今年に入って、今までやってこなかったことを始めました。
それはノートに文字を書くということ。
今まではそれほど考えてこなかったけど、今では思考の中で考えてたことをまとめるようになりました。
文字を書くだけならスマホのメモ欄でもいいじゃないか、という意見もありますが私にとって書くメリットは『忘れやすいから』なのです。
受験勉強などで聞かされた忘却曲線を見てもわかるように、人間が記憶しようとしても時間がたつにつれて低下してしまうのです。
人間の脳は、一回記憶しただけではすぐに忘れてしまいます。エビングハウスという学者が行った実験では、一度覚えた内容も1時間後には56%忘れ、1日後に74%忘れてしまった、という結果が出ています。これをエビングハウスの忘却曲線と呼びます。
記憶に定着させるには、完全に忘れる前に、復習をして思い出すことが必要です。これを何度か繰り返すと記憶は定着します。
つまり、なるべく早く行動する前提でいくとメモしたことを忘れずにいられるのです。
よく短期間で繰り返しやるとよいというのは、こういうことなのかも。
48時間以内に行動すると、90%は残るのでセットでやっておくとよいのです。
だから、感情ややらなきゃいけない行動をノートに書き綴ったら、その日のうち(翌日がタイムリミットだけど)に行動を起こすことがよいと聞きます。
そして、ノートには『今日得たいこと』を書きます。そうすることで、いかにして過ごすか目的が明確になり、問いが湧いてくるのです。湧いてきたことによって、決めることをはっきりさせます。
そうすることで脳を変えるきっかけになります。しかし、ただ書くだけではダメなのです。
脳を変えたいと思うなら、習慣化することが大事なのです。
そこで出てきたのが『ノートに書く』作業行為なのです。
ノートに書くことしたら、こんな感じになるかと思います。
①未来を変えたい
↓
②現状に疑問があるため
↓
③why(なぜ)を掘り下げる
①はモヤモヤしていることが多いから、未来を変えたいって思いがちです。
例えば、『転職したい』『お金がほしい』『パートナーがほしい』とか…
それらは頭の中で考えても解決しません。だから、『未来を変えたい』言葉を書くことが大事なのです。
②未来を変えたい理由はあるかと思います。理由は色々あるかと思います。
例えば、『まわりが結婚ラッシュだった』『仕事で無駄な時間を減らしたい』など…
現状に気づくということは大事なことなので、そこに注目します。
③理由があれば、細かいことを考えます。掘り下げていけば、何かが見えてきます。
『ひとりが怖い』『家族と過ごす時間を増やしたい』など出てくるかと思います。それをノートに書いていけば、可視化されるのがわかります。
つまり、自分の課題にたどり着くのです。
これらは『めんどくさい』ことなんだろうけど、よりよい未来を作るためには必要な作業だと思っています。
ある人の話によると『めんどくさい』ことはやりたいことなので、そこに気づかないで鈍感になってることが多いそうです。
ノートを通じて掘り下げていけば、自分が鈍っていた感覚を取り出すことが出来ます。
情報や周りの価値観などで、自分の感情などにフタをしている人が多いかと思うので、これらの作業を通じてやっていくと、 何かが見えてくるのではないでしょうか。
そして、言語化することで自分の感情に気づき、可視化することで何かが見えてくるのかもしれません。
とりあえず書くことって大事なのです。
自分の感情に言語化することで、何かにたどり着けることが出来るようになるのです。