北海道出身、川崎市在住の手帳マスター・ミヤワキクミコです。
発達障害というのは、脳機能の発達が関係する生まれつきの障害で、自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠陥障害(ADHD)、学習障害(LD障害)などがあります。
私は広汎性発達障害と医者に指摘されましたが、これはすべての発達障害のことを指すのです。
つまり、社会性の障害から知的発達の遅れなど続いているもので、どの部分か重なっていたりするのです。
(ちなみに、ASDとADHDが重なってます)
大人の発達障害は子どもの段階でそれほど感じなかったけれど、口には出せなかった何らかのトラブルを抱えていたりします。
最近は、子どもの段階で発達障害だとわかるので、大人になってから慌てて就労などを考えなくても良くなったと言えます。
一般企業で働く方法より、障害者手帳を取得して働く(企業の障害者枠や特例子会社、作業所など)ことが理解される時代になるのかもしれません。
少なくとも、40代前後の人にとっては、言葉は悪いが選択肢が広まる時代になるとは思わなかったから。
私ら40代の人間が子どもの頃、支援級とかそういう言葉は存在しませんでした。通常のクラスから隔離されていた知的障害の子どもたちがいる「養護級」というのものでした。
「トラブルを起こすと、そこに入れるよ」という脅しもあったり、「いったんそこ(養護級)に入ると戻ってこれない」という話もありました。
しかし、今の時代は全然違います。「養護」が「特別支援」に言葉が変わり、環境も変わったのです(現在の初等~中等教育はわからないのでこういう知識しかないですが)
文科省のサイトにこんな事が書いてありました
障害のある子供の学びの場については、障害者の権利に関する条約に基づく「インクルーシブ教育システム(参考1)」の理念の実現に向け、障害のある子供と障害のない子供が可能な限り共に教育を受けられるように条件整備を行うとともに、障害のある子供の自立と社会参加を見据え、一人一人の教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できるよう、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった、連続性のある多様な学びの場の整備を行っています。(web)
障害の枠を超えて付き合っていきましょう、学んでいきましょうという考え方になったそうです。ただ、通常学級でも発達障害を抱えている児童・生徒は6.5%いるそうです。
私が子どもだった頃は、そういう考え方はありませんでした。異常がなければ通常級へ、成績が良ければ(学校の授業が理解できれば)それで十分なわけで、大人になって授業の成果が出てこない世界に飛び込まされると、発達障害の部分が出てきちゃうという事になってしまいます。
だから、早い段階で理解していけばより生きやすくなるんじゃないかなって思っています。
今回、このブログを読んで、そんなことを思ってしまいました。
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