北海道出身、川崎市在住の手帳オタクサポーター・ミヤワキクミコです。
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推しはファンが育てる、とはいったものだ。
私はあるサッカー選手の推しがいる。かれこれ5年ほどたつが、彼がプロ1年目の時から推していた。 しかし、最初の頃は別の選手を推していたが、急遽『推し変』してしまって以来だ。
知名度もないが、練習場で見かけている彼は一生懸命努力していた。そして、公式サイトが作ったコラムも読んだりもした。そうすることで、さらに育てたいという感情が沸き起こった。
育てるといっても、光源氏が若紫を自分好みに育てたのとは違う。ただ、選手として応援し、『推し』としてやっていくのだ。そうすることで、見方も変わっていくのではないだろうか。
推しはファンが育てる、とはいったものだが、それは時には過大な期待を背負わせてしまう。「こんなに推しているのに」は、「こんなに愛してるのに」「思うようにならない」と化してしまうならだ。
また、『推し変』したときのように、「私でなくても彼なら大丈夫」というのもありだが、知名度が低いほど『推して』いくことで『育てていく』のと同時に自分自身も認知されていくからだ。
幸い、Jリーグには『総選挙』なるものがないのでメディアに出たもの勝ちという風潮が強いし、自然と知名度も上がる。日本代表に選ばれたら『ブランド』にもなるし、SNSをやっていればフォロワーも自然と増えていく。しかし、これらはファンやサポーターが育てることができない。本人がやらなきゃできないことだと言える。
かつて、ある野球選手のファンサイト(ホームページ)を作ったことがある。まだ本人が公式サイトを作っておらず、知名度もさほどなかった頃に立ち上げたものだった。記録をつけたり、写真加工したりと素人なりにやった内容だった。しかし、本人が自らプロモーションとして公式サイトやブログを立ち上げたことで、その必要性はなくなったと感じたので閉鎖した。
この閉鎖は『育てること』を放棄したからではない。寧ろ、すでに『育った』から必要性がなくなったからだ。
だから、いつかはこの推し活動が『育てること』ではなく、『見守ること』に変わるかもしれない。それゆえに、暫くはそういう形でやっていけたらいいなと思っている。
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2020年05月01日 19:51