1週間後、両親に付き添ってもらい、K病院に行きました。

夫が激務で付き添いが難しかったこと、それで母に付き添いを頼んだところ、K病院が遠いため父が車を出してくれました。

 

予約して行きましたが、前の方が長引いてかなり待ちました。

普段は待つことは苦ではないですが、この時は不安で胸が潰れそうだったので、はやく聞きたいと願っていました。

 

結果は内科のD先生から告知されました。

甲状腺乳頭がんでした。

その言葉までに、血液検査は問題なかったとか長い前置きがあり、もどかしくて早く結果がほしい、と怒りに近い感情を持ってしまいました。

(もしかしたら結果を先に言うと他の話ができなくなるからと結果を最後に持ってきているのかもしれない、と今は思います・汗)

 

考えてきていた質問をしましたが、内科なので分からないです、というお答えが多かったのと、曖昧で不安がよぎる態度をされていたので、途中で切り上げました。

大丈夫ですよと請け合ってしまい、後で文句を言われたら困るという事情もあると思うのですが、もう少し明るい材料を教えてほしかったなぁと思います。

(私のその時の赤裸々な本心です。ブラックな気持ち、感じたことも隠さず書いていきたいと思います。この時、私は命のこと、子供を望める可能性はまだあるのかなど不安で一杯でした・汗)

 

その後、本来なら外科の予約を別日に取って説明を聞くそうですが、両親と遠くから来てくださっているから特別ですよ、と午後に予約を取ってくださいました。といっても数時間は待たなければいけなかったのですが、この気持ちを抱えてまた帰るよりは断然良かったです。

 

システム自体は、結果を聞いて詳細をすぐ聞けない形になっているのが不親切な気がしましたが、大きな病院なので仕方ないのかもしれません。でも、受付の方も看護師さんも、基本的には先生も丁寧だったので、何かそうした方がいい事情があるのかもしれませんね。

 

コロナ禍のため、コンビニでおにぎりを買い、車の中で昼食を済ませました。

ちゃんと味がしていました。

現実味がないというより、結果を聞くまでの不安が長すぎて、分かって立ち向かう方向が見えて気持ちが固まったのだと思います。

 

両親は動揺していたと思いますが、この時はその話題をおいて、お昼ご飯の話などばかりしていました。

詳細が分からなかったからでしょう。

私はひたすら何を質問するか、これからどうしたらいいのかを考えていました。