大きい声で、ひとりごと
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約束

今が一番だよ
これは約束だよ
過去と未来と今の「私」の

今の私が振り返ると
過去とけんかばかりして
今の私が前を向けば
未来とかけっこばかりして

負けていたのは
いつも今の私


だから三人は約束したの
今の私を一番にしようって
今の私がくじけていたら
過去も未来も進まないから


なにが起こるの?
私が聞いても
未来は頭をひねるだけ

あの時は良かったよね?
振り返っても
過去は視線をそらすだけ

遊び相手がいなくなって
少しさびしくなったけど

それでも三人は約束したの
今の私を一番にしようって
三つ子みたいにそっくりだけど
今の私が一番だって

ジェンガ

君の家で
よくやった遊び
あれはなんて言ったっけ

今の上に今を積んで
そうやって組んできたもの
一瞬で崩れるとしたら
最後に触れたのは誰だろう

空白の時間が
怖いんじゃなくて
忘れてしまうのを
怖がっているんだろう
最後の1ピースに触れるのも
今を支えるのも
君のその両手


雨のお昼休みに
よくやった遊び
あれはなんて言ったっけ

今の上に今を積んで
そうやって高くしたもの
崩壊と同時に誰かを叩くよ
最初に手を置いたのは誰だろう

忙しいから
時間がないんじゃなくて
忘れようとして
忙しくしてるんだろう
誰かを叩くのも
優しく包むのも
君のその両手

さくら色

悲しみを隠しているんだろう?
その微笑みの中に
なぜか親近感が湧いたよ

誰もが古傷を抱えてる
なんて言ったら
みんなとは深さが違うって
君はまた微笑むかもしれない

思っているほど
君は弱くないよ
思っているほど
みんな強くないから

さくら色の風が吹いたから
きっと新しい気持ちになるよ
もう一度 深呼吸すれば
ほら
君の心は さくら色


悲しみを忘れようとしてるんだろう?
その明るさの影に
だから親近感が湧いたよ

君の明るい声の意味を
まだ全部は理解できなくて
謝るのはやめてよって
君はまた微笑むかもしれない

さくら色の風が吹いたから
きっと新しい気持ちになるよ
もう一度 目を開ければ
ほら
君のほっぺは さくら色

自分の夢を その両手で破るのは
むなしいけれど
でも僕は祝福したいよ
君の新たなスタートを

僕も一緒に

夢のかけら 風に舞ったなら
ほら
一面の さくら吹雪

ばいばい

昨夜の雨で
涙模様のガラス窓
庭のたんぽぽも
泣きはらした朝の顔

白いぞうきん
きゅっきゅっきゅっ
向かいの木々にも
手を振っていくよ
ばいばいばい


昨夜の雨で
涙模様のガラス窓
白いぞうきん
涙を消した

大きく手を振る
きゅっきゅっきゅっ
窓に映る自分にも
涙の足跡
ばいばいばい

白いぞうきんまっくろけ
涙を吸ってまっくろけ
上手にばいばいできたかな

ぱしゃり

右手でかぎかっこ
左手でかぎかっこ
くっつけたらね
のぞいてみるよ

両手は
ほらね、
カメラになった

あの雲
ぱしゃり

あの車
ぱしゃり

しましま
ぱしゃり

君を
ぱしゃぱしゃ

何でも心に現像できるよ

でもね、
僕だけどこにもいない

そっちから
君のカメラで写してよ

ぱしゃり

帰り道

お守りがわりの雨傘が
荷物にかわった帰り道
傘とおんなじ空の色
日影を探してステップ踏んでく

一人で創る 今日のエンドロール

バスに乗るのは やっぱりやめた
水たまりも ちょっぴり踏んで
足跡付けて 歩いていくよ

イヤホンをつたう エンディングテーマ

重たい鞄に詰め込んだ
解けないまんまの問題も
今は忘れて前へ進むよ
歌詞に背を押され踏み出していく

お守りがわりの雨傘が
ステッキにかわった帰り道
傘とおんなじ空の色
日影を探してステップ踏んでく

回文

流れ水        なかれみす
彼の名は誰か     かのなはたれか
川の岸        かわのきし

四季の和歌      しきのわか
枯れた花の香     かれたはなのか
すみれかな      すみれかな


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挑戦してみたけど意味不明;;
もっと勉強します笑(*^^)b

メモリーストア

ようこそ ここはメモリーストア
思い出を扱っているお店
あなたは何をお求めですか
辛かったあの日を下取りしましょう

これはかなりの年代物
お手元に置いても価値ある一品
でも保管方法が少々厄介
ご要望通りお預かりしましょう

どうぞ こちらへお入り下さい
ここはあなたの心の倉庫
では ごゆっくりご覧下さい
甘いあの日をお茶菓子に


そちらがお気に召しましたか
こちらはただ一つ現品限り
あなたの心の原石です
このままお持ち帰り下さい

当店がはるか見えなくなるまで
振り返らずにお進み下さい
思い出が溢れそうなとき
抱えきれなくなったとき
次の店舗が見えましょう

友達

ぼくの友達に 毛が生えた
たった1本 毛が生えた

風に吹かれて ゆらゆら
頭をなでると つるつる
きみは笑って くすくす


ぼくの友達に 毛がはえた
ぼくにも1本 毛がはえた

風に吹かれて さわさわ
指にからめて くるくる
ぼくも笑って くすくす


ちょっとひっぱって ぷつん


ぼくの友達の 毛がぬけた

きみは驚いて うるうる
ぼくも驚いて おろおろ

きみのなみだが ぽたぽた
ぼくのなみだも ぽたぽた

ちょっとひっぱって ぷつん


ぼくの友達の 毛がぬけた
ぼくの髪の毛は 自分でぬいた

なみだをふいて きみはくすくす
なみだをふいて ぼくもくすくす

ぼくの友達に 毛がはえた
ぼくにも1本 毛がはえた

夜行列車

電車の外
暗闇の中
光の軌跡が
雨粒でぼやけていく

僕の深い所
ふぞろいな脈拍
立ち並ぶビルに
雨が傷跡を刻んでいく

目が合いそうで
そらす感触
そこにいるのは
僕だったのに

自分の言葉さえ
信じきれずにいるんだよ
窓の向こうのもう一人の僕
手のひら合わせたら
冷たさで曇ったよ


止まった鼓動
駅の灯り
くらんだ瞳は
光を見失った

僕の深い所
理由のない涙
青い雫が
また一つ積もっては

忘れた振りをして
隅々まで探している
息を吐いて動き出した命
反射した光と共に
暗闇に僕を見つけた

ガラスに映る
僕と向き合った

走り出す振動
それは僕の鼓動
夜行列車の終着点まで
僕はこの手を離さない
夜明けがいつになろうとも