トロンボーンもそうですが、管楽器は普通、ブレスなしには演奏できませんよね。オーボエみたいに「循環呼吸」が可能な楽器もありますが…。
理屈ではわかっていたのですが、マンハッタン・トランファーのシェリル・ベンティーンのインタビュー記事を呼んでいて、ふと気づいたことがありました。
M・トランスファーの歌姫 シェリル、円熟の味
彼女の言葉では「ブレスも歌という楽器の一部だし、感情そのものだから」というところ、さりげなく素敵な表現です。
ここで自分の演奏を振り返ってみると、楽器の音がスタートして鳴り始めてから息を閉じるまでの部分、つまり実際に音が出でいるところにばかり集中していたように思います。
息をとる部分を含めた呼吸全体の流れを、一連の音楽の流れの総体として捉えること。それが大切かもしれないとあらためて気づかせてもらいました。
ああ、やっぱり、1980年代からもずっと、彼女は素敵な女性です。
ところでコーラス・ワークとトロンボーン四重奏って、音のとり方にわりと共通するところがあるんですよ。
最近のM・トランスファーのアルバムを聴いていると、ずいぶん難しい調性が出てきて、ハーモニーの響きを作るのが難しいだろうなあ、と思ってしまいます。
(2009-11-06 18:20:00)