12.27 | 泡沫

泡沫

全ては一瞬の出来事。

 2017年が終わろうとしている。

今年も色んなことがあったなあ、なんて振り返る時期がやってきた。
クリスマスが終わって一気に年末ムードを迎え、最初から最後までやっぱり忙しなく過ぎ去るんだなと思う今日此の頃。

久しぶりに自分のブログを開いた。

何に悩んでいたか全く覚えていないけど、とりあえず何かに悩んでいたんだな、2012年の私。
いつも悩んだ時は吐き出し口を探す。
自分の心に溜めておくというのが昔から苦手だった。
かと言って言いふらすのも嫌で。
自分でも面倒くさい人間だとひたすら思う。
それでも20年間生きてきた訳だから、今更否定する気はさらさらない。

大学生になって今までの温室のような世界から飛び出した。
正確には飛び出した気になっていた。
温室はどこまでも温室だった。
生暖かくて、どこか居心地が良いような悪いような、そんな場所。
人と関わるのがこんなにも面倒くさくなったことなんてあっただろうか。

自分のことしか考えず、他人のことなんて気にもしない。
他人の話を聞くふりをして、いつ自分の話に持っていこうか考える。
本音を隠して上手く繕う。

なーんて。
全く上手く繕えてないよ。気付いてないでしょう。
大学生になってまで仲良しごっこやるつもりはないや。
はい、私は抜けまーす。さよならー。
という感じで、所属していた団体を抜けた。
聞こえてきた「冷たい」の声。
冷たいでも何でも良いけどさ、そろそろ現実に目を向けないと後から痛い目見るのはそっちだよ。
興味ないから知らないけど。
私も所詮他人のことなんて気にしない、面倒くさくて自己中のうちの一人。
ああ、人と関わるのってこんなに面倒くさかったかなあ。

何となく心がもやもやして、膨らんだり縮んだりする。
完全にすっきりはしなくて、息を吸うとどこかが痛む。
面倒くさくて嫌になるのが、自分が今生きてる世界なんだなと不意に思った。
人間らしくて仕方がない。
そんな世界で今年も生きた。
ああ、面倒くさかった。

また来年も面倒くさいんだろうな。