珍しく日本映画をおすすめします


日本映画は通常は見ない。
理由はいろいろあるけれど、端的に言うなら、作り手が映画への愛情と才能に欠けているというところにあるかな。テレビの延長にしたり、映画なのに小ネタばかりだったり、映画という表現形態へのリスペクトに欠けるというところに、映画への愛情が感じられない。
それから徒弟制度臭が映画から漂ってくるのも苦手。

しかし、この告白は突き抜けている。

映像センスの良さ、スリリングさ、原作と拮抗する映画、時代の切り取り方、そして何より上質なエンターテイメントとして面白い。

泣かせるための日本映画や、ガキテレビ俳優の日本映画、テレビのための日本映画等々、どんどん低下していく質を取り戻してほしい。
その一撃になりうる作品だと思う。