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今日は、かなり古い映画、ドイツ人の監督フリッツラングの作品
戦前のドイツの不穏な雰囲気が、漂いつつ、街の暗闇に引きずりこまれるような作品だ。
ま、だからといっても、エンタテーメントとして見ることができるから、お気楽に楽しめる。
昔の映画を見るたびに思うのだけど、暗闇が多くて、街もとにかく暗い。
それだけに、闇の中の光みたいなものが、一層際立って映る。陰影を感じることができるといえば
いいのかもしれない。
光に艶があるんだよね。今、映像もデジタルが多いのだけれど、奥行きにも全部ピントが合っていたり、
不自然にきらきらしていたりし、無駄に明るいんだよね。
デジタルで表現できないとは思わないけど、技術が進歩したんだから、
陰影も見たいな。
闇に鈍く光る犯人のナイフはデジタルでも表現できるはずなんだけどな。