撮影:深澤 明
下地島空港には、国内線としてスカイマークが、
羽田、福岡、那覇などから乗り入れているほかに、
国際線が何便か乗り入れているが、
そのほとんどがボーイング737クラスの小さな機体である。
ぼくが狙っているのは、小さい機体ではなく、絵になる
ボーイング777やジャンボ、エアバスA350などの大型機なのだ。
下地島空港では、キャセイパシフィック航空機が定期的に
これらの機体で訓練を行っている。
その訓練フライトのスケジュールと天候を睨みつつ、
ようやく実現したのが、7月16日から3日間の撮影なのだ。
実は来年3月、青木勝作品展
(OM SYSTEMギャラリー/東京・新宿)が決まっていて、
そのための写真をOM-1 MarkⅡの新機材で撮影しなければならないのだ。
およそ10数年ぶりとなる下地島。
昔と比べるまでもない個性的なターミナルに目を見張る。
まずは搭乗してきたSKY613便の折り返しを見送ってから、
過去に何度か泊ったことのあるホテルにチェックイン。
すぐさまレンタカーで、
必要な飲料水や食料を手に入れるなどして、
今回の撮影のサポートしてくれる深澤明君が
ホテルにやってくるのを待った。
予定通り午後8時すぎ、
携帯に連絡が入ったのでホテルのレストラン「さしば」に出向いてみると、
ひとりのはずのサポーターが、何と5人になっていた。
これまでド本気講座やクラブツーリズムの撮影の旅で
見知った人たちが、わざわざ下地島にまではせ参じてくれたのだ。
驚いたのなんのって・・・・・・。
翌17日、10時前にRWY17エンドに直行。
好天に恵まれ、下地ならではのエメラルドグリーンの海と
コバルトブルーの空にかこまれて、一気にテンションが上がった。
撮影:深澤 明
予定より早めにやってきたキャセイのボーイング777を、
最初は定番のやや引き気味のアングルから狙う。
まずは決めショットを押さえておき、
徐々に位置を変え、レンズをかえて、異なる絵を狙っていく。
この日は、ゴーアラウンドが何度もあったので、
少し変わった絵も撮ることができた。
熱中症を恐れて緊張感をもって臨んだ下地島空港だったが、
サポーターの皆さんの協力のおかげもあり、
これといったトラブルもなく撮影をすることができた。
あらためてサポーターの皆さんに感謝です。
ここでは、ぼくが撮影している写真(後姿)しかアップできないが、
この時撮影した写真は、来年3月の写真展でご覧ください。