青木勝のヒコーキ日和 -6ページ目

青木勝のヒコーキ日和

飛行機を見れば心が癒される

 

撮影:深澤 明

 

 

下地島空港には、国内線としてスカイマークが、

羽田、福岡、那覇などから乗り入れているほかに、

国際線が何便か乗り入れているが、

そのほとんどがボーイング737クラスの小さな機体である。

 

ぼくが狙っているのは、小さい機体ではなく、絵になる

ボーイング777やジャンボ、エアバスA350などの大型機なのだ。

下地島空港では、キャセイパシフィック航空機が定期的に

これらの機体で訓練を行っている。

 

その訓練フライトのスケジュールと天候を睨みつつ、

ようやく実現したのが、7月16日から3日間の撮影なのだ。

 

実は来年3月、青木勝作品展

(OM SYSTEMギャラリー/東京・新宿)が決まっていて、

そのための写真をOM-1 MarkⅡの新機材で撮影しなければならないのだ。

 

およそ10数年ぶりとなる下地島。

昔と比べるまでもない個性的なターミナルに目を見張る。

まずは搭乗してきたSKY613便の折り返しを見送ってから、

過去に何度か泊ったことのあるホテルにチェックイン。

 

すぐさまレンタカーで、

必要な飲料水や食料を手に入れるなどして、

今回の撮影のサポートしてくれる深澤明君が

ホテルにやってくるのを待った。

 

予定通り午後8時すぎ、

携帯に連絡が入ったのでホテルのレストラン「さしば」に出向いてみると、

ひとりのはずのサポーターが、何と5人になっていた。

これまでド本気講座やクラブツーリズムの撮影の旅で

見知った人たちが、わざわざ下地島にまではせ参じてくれたのだ。

驚いたのなんのって・・・・・・。

翌17日、10時前にRWY17エンドに直行。

好天に恵まれ、下地ならではのエメラルドグリーンの海と

コバルトブルーの空にかこまれて、一気にテンションが上がった。

 

 

撮影:深澤 明

 

 

予定より早めにやってきたキャセイのボーイング777を、

最初は定番のやや引き気味のアングルから狙う。

まずは決めショットを押さえておき、

徐々に位置を変え、レンズをかえて、異なる絵を狙っていく。

この日は、ゴーアラウンドが何度もあったので、

少し変わった絵も撮ることができた。

 

 

熱中症を恐れて緊張感をもって臨んだ下地島空港だったが、

サポーターの皆さんの協力のおかげもあり、

これといったトラブルもなく撮影をすることができた。

あらためてサポーターの皆さんに感謝です。

 

 

ここでは、ぼくが撮影している写真(後姿)しかアップできないが、

この時撮影した写真は、来年3月の写真展でご覧ください。