新年の1月に決定していた、
航空クラブ写真同好会恒例の撮影会は、
3月1日、乗合船で羽田沖撮影ということだった。
だが、新型コロナウイルス騒動で
大変なことになっているので、
撮影会を実施したものか大いに迷ったが、
参加者の意向を問うと、圧倒的に決行したい、
気分転換にもぜひやるべき、
というので、
思い切って予定通り撮影会を敢行した。
当日は朝からすっきりしたピーカンに恵まれた。
乗合船は30人程度が乗船できる大きさで、
船室の上のオープンデッキには、
船長を入れて10人ほどが上がれるようになっていた。
我々のほかには、20~30代の若い男女が20名ほど。
常連らしきひとも複数いるようだ。
天王洲にある桟橋を09:00にスタート。
15分ほどするとまもなく右手前方に、
Bランの誘導灯が見え始める。
ここからいよいよ撮影開始だ。
海上なので寒さを覚悟して
しっかりダウンジャケットを着用していったが、
雲ひとつない強烈な日差しで、寒さはほとんど感じない。
船は、Bラン誘導灯から、
Cラン、Dランエンドを横切って、
Dランに沿って移動。
そして、多摩川河口からAラン延長上で
小刻みにゆっくり移動しながら、
RWY34にアプローチする正面、
頭上から着陸進入するまでを狙える位置に達した。
11:00ころから、
今度はやってきたルートを逆に移動開始。
途中、Dラン脇で、嵐塗装のA350や、
タイの747-400の上りを狙った。
この日唯一のジャンボを撮ることができた。
久しぶりに見るジャンボは、存在感があるし絵になる。
このころにはすでに気温が上がり、
春霞のようなモヤが出始めた。
600ミリの長玉を使うのはけっこうつらい。
さらに上空には薄雲が出始めたので、
順光は問題ないが、逆光狙いはNGだ。
こうして羽田の周りを一周して
天王洲の桟橋にもどったのが12:30。
正味3時間半の撮影クルーズは終了。
2年ぶりの羽田沖合からの撮影で、
これまでと少しでも異なる新たなアングルのショットが
狙えたらと意気込んだが、
いつも利用しているチャーター船とは違い、
こちらの望むポイントでストップしてくれる
というわけにはいかず勝手が違った。
結果、
どちらかというとノーマルなアングルの絵が
多くなってしまったようだ。
次回は、もっと新しいアングルにチャレンジしなければと思う。