私の住む町とゆかりがある童話作家がいる。
新見 南吉だ。
今年生誕100年をむかえる。
愛知県半田市に生まれ、いろいろな作品を生み出した。
私の住む安城市で教壇に立ち、青春をすごした。
わずか29歳でこの世を去るが、作品は心に残るものばかりだ。
ごんぎつね
てぶくろを買いに
おぢいさんのランプ
でんでんむしのかなしみ
など。
この世の理不尽を書いた作家。
南吉は子供のころから自分の命は長くないと悟り、少年時代より作品作りをしていた。
18歳でごんぎつねを書き上げる。
持病により大学生活を送れなくなり、地元に帰ることになるのだ。
恩師のはからいで教師生活を送るのだが、持病が悪化し退職し、
若くしてこの世を去る。
無念だったはずだろう。
綺麗ごとだけでなく、この世は理不尽なことが多い。
それが、作品にも出ている。
ごんぎつね
きつねのごんはいたずらをしてひょうじゅうのうなぎを逃がしてしまう。
そのうなぎはひょうじゅうが母に食べさせようとしていたもので、
うなぎを食べられずに死んでしまうのだ。
それを後から知ったごんは、償いのために毎日ひょうじゅうの家の前に
くりなどを届ける。
ひょうじゅうはごんが届けてくれるとは知らず、
神様がお恵みしてくれているのだと友人と語る。
それを聞いていたごんは、ちょっと悲しくなる。
ある日いつものようにお届けをするごんに、
またいたずらに来たと思ったひょうじゅうは、ごんを鉄砲でうってしまう。。
主人公が死んでしまう悲しい作品は子供ながらショックだった。
理不尽だ。
考えさせられる作品であり、
それが世の中なのだと気づくのだ。
南吉作品を改めて読むとそう思う。
半田市にある新実南吉の記念館や生誕地には車で行けるので
ドライブがてら、彼岸花の咲くころに行ってみたいと思います。
今週の土曜日27日は、南吉の100歳の誕生日です。