我ながら何故今頃JackerSに?と思います。
実は→Pia-no-jaC←との出会いは10年前の下北沢ヴィレヴァンでした。

学生だった私は、講義の空き時間に下北沢まで来ては、特に目的なしに手書きポップや陳列を眺めるのが好きでした。

その日は乾くるみのイニシエーション・ラブが平積みされていて、『必ず読み返したくなる』というキャッチコピーに惹かれて立ち読みしていた時、店内で掛かっていたのが組曲「」でした。

今もそうかは分かりませんが、当時の下北沢ヴィレヴァンの音楽は店内全体で統一されてはいなくて、エリア毎に個別に置かれたスピーカーでそれぞれ曲が鳴っていました。
その音がよく響いて、本を読みながら音に包まれる感覚になったのを鮮烈に覚えています。

イニシエーション・ラブは一見ただの恋愛小説の体をとっているので、正直、本来立ち読みで引き込まれる内容ではなかったのですが、組曲「」をBGMにページをめくるうちに、比較的短い作品とはいえ立ち読みで最後まで読みきってしまいました。
イニシエーション・ラブについて詳細を語るのは控えますが、こんなミステリーがあるのかとうならされた作品でした。

その後私がレジに持っていったのがイニシエーション・ラブ…ではなく、First Contactだったのでした。

――いや今考えるとイニシエーション・ラブも買えよ。
全部読んじゃったら立ち読みじゃなくタダ読みだよ。
ヴィレヴァンさん、乾さんとそのファンの皆さん、ごめんなさい。

カバーでもオムニバスでもないのに、聞いたこともないアーティストのCDを衝動的に買ったのは後にも先にもあれだけ。
フェスで知ってその場で買うのとも違うので、同じレベルの衝撃を受けることは多分、今後もないでしょう。
ヴィレヴァン下北沢さんと乾くるみさんに感謝を。
今度下北沢行った時にイニシエーション・ラブ置いてたら買うわ。

ただし初めてライブに行くまでにはそこから8年かかります。
でも、今日はここまで。