眞カホンの再発売を記念し、HIROさんがカホンクリニックを大阪、東京2ヶ所で開催するとのこと。
噂には聞いていたカホンクリニック、行ってみたいけれど当日カホンを初めて手にするような人が賑やかしに行っていいものか…?と若干尻込みするも、東京だけでもと申し込んでみました。「初心者の方にも」と書いてあるし♪

今回のクリニックは抽選方式。当選の連絡を受け、迷っていた眞カホンの購入を決定。当選発表の翌日ぐらいに、下見がてらリボレ秋葉原さんに行き、予約してきました。善は急げ!(笑)
ドラムセットはもちろんカホン、シンバルからスティックまでパーカッション関係が所狭しと並ぶ店内。うーんこれはわくわくしちゃう。多分リズム隊ならずっと居れる。ちなみに、その時と当日の対応全体を通して、お客さんや楽器に対して誠実なお店だなーと個人的には好感を持ちました。お礼のメールをしたら後日ちゃんとお返事もしてくれる丁寧ぶり。打楽器関係買うなら必ずまたここに来ます!
(サイン会のときにはお友達への対応で多少あれ?ってこともあったんですが、I田さんがイケメンな対応してくれて、カバー(笑))

さてここから当日のレポを書きたいんですが、メモを取り損ねたので(持っていったのに…)順序などが曖昧です。ご容赦ください。

会場はカホンウォールの前にミニステージを配置したような状態(写真参照)で、周りはスペースがほとんどなく狭い。


このステージの三方を参加者が囲む感じ。一列目はお店か持参のカホンに座り、二列目の人が立って見てました。東京は受講者20名と見学者数名だったのですが、かなりぎゅうぎゅう。あと、貸し切りではないので普通のお客さんも来てました。ステージは入口のレジの目の前だったので、人で埋まってしまって無関係のお客さん方には申し訳ない…

3時開始予定でしたが参加者の出欠確認等の準備が終わったためか、2分前ぐらいにHIROさんが呼ばれ、外から登場。半袖のツアーTシャツで( ゚ω゚;)ちなみにこの時の東京の気温は5℃。…ほんと風邪引きますよぉ…?
ちなみに私の位置は昨日の大阪も行ったからという方に譲って頂くなどした結果、ステージ真正面!ひー!(///▽///)HIROさんなら大丈夫かと思ってたけど(←こら)ここまで近いと照れるっ!

カホンに腰かけたところでまずは一曲。カホンソロ「眞」!このパートは撮影も拡散も是非どうぞ、ということだったので特等席で撮影!とはいえカメラ越しに見るのではもったいないので、腕がぶれないようにしつつ、目線はHIROさんに合わせていました(*´∀`*)
眞はHIROさんのソロというだけではなく、シンバルすら使わず、カホンとシャウトだけで勝負した曲。この曲は"和太鼓"と表現されていますが、あの太いバチを使って叩く和太鼓に匹敵する力強さをカホンで表現できるってどういうことなの。まぁ見てもらった方が早いので↓
と言っても、動画では目の前で見た時の空気の震えまでは伝えられないので、この曲はぜひライブで見て、聴いて、感じてほしい。「音は空気を振動させて伝わる」というのは小学生でも知っている常識だけど、音を聴覚だけでなく触覚で感じるという経験はなかなか味わえないように思います。カホンってすごい。HIROさんすごい。

曲が終わって改めて、司会の方がwikipediaで調べた(笑)情報をもとにHIROさんを紹介。(ちなみにこの日司会をしてくださったのはキクタニミュージックの方で、楽器の解説等をしてくださったのがドラムステーションリボレの店長さん。)
カホンにたどり着くまでにエレクトーンやドラムを経験した話、関西でHAYATOさんと出会い→Pia-no-jaC←を結成した話など。HIROさんは紹介を受けながら、「はい」「そうですね」等と相づちを打っていましたが(律儀…😂)日本にカホンを広めた第一人者!というような紹介に対しては「それは自分で言うのはちょっと💦」とのことでしたので、会場から「いやいやその通りでしょ」、という意味の拍手♪

話題はHIROさんの尊敬するアーティスト、マルコス・スザーノとテリー・ボジオの話に。どちらもカホニストというわけではなく、マルコス・スザーノはパンデイロ奏者、テリー・ボジオはドラマーとして有名な方なんだとか。パンデイロって何じゃ?と思ったのですが、調べたらタンバリンのようなもののようです。
HIROさんのカホンは自己流。HIROさんがカホンを始めた頃は教材が全くなかったため、映画のカホン演奏シーンを見て研究したりして覚えたんだとか。見よう見まねからあの演奏にたどり着くんだからすごいわ。
そんなHIROさん、他にも色んな楽器を試したそう。でも、ライブでボンゴを演奏した際、感想に「ボンゴが下手」って書かれてしまったんだとか(´;ω;`)今だから笑って話せるし笑って聞けるけど、ショックだっただろうなー!(>_<)で、「ボンゴはだめだ!」となり今に至る、と。そんなHIROさんが新曲でボンゴカホンを超かっこよく叩いてるんだから分からないですよね。。

その後「カホンの魅力は?」と問われると、「間口の広さと奥深さ」を挙げておられました。誰でも音が鳴るし、すぐにセッションできる楽しい楽器であると同時に、無限の音色が出せるので奥が深いと。そしてクリニック全体を通して、HIROさんはそのことを伝えたいんだなっていうのがビシビシ伝わってきました。伝えたいことが明確というのは良い講義の条件ですよね!

もちろん眞カホンについての話もしました。が、これは動画でも説明されてるので、省略。同じくシグネチャーモデルを販売しているUFiPの眞スプラッシュシンバルについても「優しく素手で叩いても鳴ってくれる」と紹介。確かに素手でシンバル鳴らすのって難しそうだと思ってた…やっぱり楽器で違うんだ(๑°ㅁ°๑)‼✧

この辺りで参加者にカホンを叩いたことがあるか確認。私を含め、触ったことはあるけど今日がほぼ初めてという人が結構いました。
HIROさん「今やったことないって人から、3人くらい上がってもらって一緒にやりましょう!」
正直「待ってましたー!(๑•̀ㅂ•́)و✧」と思ったんですが、3人だけと聞いて一瞬ちょっと遠慮…でもでもこの為に買ったんだし!と思い直して持ち前の図々しさを発揮して上がらせてもらいました♪

お友達が写真撮っててくれました!左が私です。(他の方は店長さん以外顔は写っていないので大丈夫かと…)
でもHIROさんがひざしか写ってない(笑)ので、もう一枚。

いや、近っっ!!!
HIROさんまで50cm!!(ステージぎりぎりに後退り落ちそうになる私)

カホンのリズムの「ドン」「パッ」のうち、まずは高音の「パッ」を教えてもらいました。
つい打面を叩きにいってしまうけど、そうではなく、天面の端、打面ギリギリに掌の手首側半分を置く感じとのこと。そうすると、その勢いで掌の指側~指の部分が打面に当たって鳴ると。(文字の説明で伝わるかな…?)
い、言われてることはわかるけどうまく力を抜くのが難しい…( ŏㅁŏ;)あとやっぱり痛い!ゆっくり叩くだけで親指の付け根が赤くなりました。
「ドン」の方は、カホンの中央ぐらいに向かって手のひらが当たるように下ろす。下ろすというより、手を上げて力を抜くと勝手に振り下ろされて当たる、って感じ。こっちの場合は腕の内側の肘の近く辺りが当たって痛い(^_^;)
ドンもパッも余計な力が入っていると良い音が鳴らないけど、本当に難しい!これさらに曲に合わせてあのスピードで叩くんだもんね…( ŏㅁŏ;)
ただ、確かに鳴らすだけならすぐできるので、もうちょっとやってみたくなる面白い楽器!このドンパッを使って皆でセッション♪余談だけど、ボヘミアン・ラプソディー見に行ったばっかりだったからちょっとドンドンパッと叩きたくなっちゃった🤣

その後はHIROさん、3人全員、一人づつ丁寧にお礼と握手してくれました❤️
次は予め募っていたHIROさんへの質問コーナー!(ここで席の前後の入れ替えなどもしつつ…)

Q.ダブルストロークがうまくできず、片方だけ弱くなってしまいます。どうしたら良いですか?
A.厳密に均等にしたいならシングルストロークで。ダブルストロークでできるだけ均等にするなら、叩くのではなく上げるときに反動で自然に鳴らすこと。膝でも跳ね返りの練習ができるよ。

ここで実演してくれたダブルストロークとシングルストロークの違いがかっこいいこと!!シングルはJackのピアノを立てる瞬間にやってるカホンロールの音がイメージしやすいと思います。ダブルは後で残月でもやってくれました。

Q.どう練習したらいいですか?
A.正直、基礎の練習はプロになるまでやってなかった。独学でどう叩いたらよく聴こえるか、見えるかの研究をしてた。基礎練習はめちゃくちゃ大事だけど、プロを目指しているわけじゃない人はまずは楽しむことが大事。練習はその後でも遅くないんじゃないか。
実際の練習としては右左右左右右(※メモ無いので合ってるかは怪しいです。とりあえずパラディドル)でキープする練習したりしてる。

HIROさんは速めでやってたけど、どうも遅すぎてもやりにくいらしい。

Q.カホンを靴で叩く勇気がありません。
A.気合いで。かかとの先を当てないように蹴ればカホンも許してくれると思うよ。あと眞カホンなら靴でガンガンいっても全然平気。

Q.→PJ←らしい演奏のコツを教えて下さい。(←ちなみにこの質問者、私😂なのに一番回答うろ覚えですいません…)
A.「オイ!」が大事。だから手だけじゃなく足も使う。
あと、メリハリをつけること。

実際にHIROさんが見せてくれた、悪い例として平坦に叩いたのと、メリハリをつけて叩いたのとでは同じ16ビートでもまるっきり響きが違う!あれだけでもカホンの可能性の大きさを感じました。これ撮っとけばよかったなあ。

質問コーナーを終えて、最後に一曲、残月を演奏してくれました!
眞とは違い、バックでピアノの録音を流してのカホンの演奏なので、撮影はいいけどアップは不可とのこと。
叩きながら、これがダブルストローク、とか解説してくれるのめっちゃ貴重!手拍子も煽られたけど、撮影しながらはなかなか難しい…(ぶれた、笑)!
そして、カホンに座ってる人に「良かったらカホン叩いて良いよ」と言ってさっき教えてもらったドンパッのリズムに変え、皆とセッション😭「ドンパッだけでも曲成立します」。何だよイケメンかよーーー!!さらっとやりおって…HIROさんのこういうところ好き!!
曲が終わったあとは一旦退出(また半袖で外出てったよ、あの人…😫)し、ステージ周りのカホンやシンバルをどかしたりしてからサイン会を開始。
今回はなんと名前&日付入り!しかも2ショット撮影までの大盤振る舞い٩(๑>∀<๑)۶




HIROさん、二日間のカホンクリニックお疲れさまでした!そしてありがとうございました♪
そしてこのとりとめのない長文を読んでくれたあなたにも、両手いっぱいの感謝を!

And Special Thanks Pちゃん&Uさん💙❤️