またまた頂き物です、今度は夢小説!!!
友達の黎花から貰いました。
この人も神です。
雲雀さんとらぶらぶできますよーっ///
マジ良いです。
雲雀さん可愛いです、かっこいいです、萌えです。
○○を自分の名前などにして、読んでみてくださいーっ
では、どうぞ!!
**********
【校則違反は恋の始まり】
「はぁ…。どうしてこんなことに…。」
夏休み初日。太陽がジリジリと暑い頃。
〇〇は、風紀委員の判子を押している。
目の前には大量のプリント。
そして隣には寝息をたてて寝ている雲雀恭弥。
“コレ、全部やっておいてね。”
そう彼が言ってから1時間が経った。
「もぉ~ッ!」
こんな事になってしまったのは…、そう。昨日のこと…。
「君、それ、校則違反でダメだよ。」
昨日、下校しようとした時、鬼の風紀委員長と呼ばれる雲雀に声をかけられた。
「え?」
振り向けば、彼が立っている。
雲雀はずかずかと近づき〇〇の髪をツンと掴んだ。
「長いよ。オーバーだ。ちょっと来て。」
彼はそう言うと歩き出した。
「えッ!?ちょっと…?」
〇〇は慌てて追いかけた。
パタン―…
風紀室に入ると雲雀は机から、ゴソゴソと何かを探している。
ドアの入り口に、〇〇はポツンと立っていた。
「あの…」
「あった。」
2人の声が重なる。〇〇は下を向く。
「はい。コレ。サインちょうだい。」
雲雀は1枚のプリントを出した。
「なんですか…、コレ…。」
「いいから。サイン。」
〇〇はムッとしつつ、プリントを見た。
「風紀委員副委員長…?はあ!?なんですか!?コレ!」
「サイン。」
「へッ!?」
「だから、校則違反の罰として、副委員長やってね。」
そう言うと彼はプリントの後に、ペンを渡し、強制的に〇〇を座らせた。
「い…、いやです!部活もあるのに…。副委員長なんて…」
「どうしてもダメなら噛み殺すよ?」
うッ。出た。この台詞。
この台詞の直後の被害者は数知れず…。
雲雀はトンファーをカチャリと構えた。
「はいはい!分かりました!やります!やります!やればいいんでしょ!」
〇〇はそう言うとサインした。
「どうも。じゃ、帰っていいよ。」
雲雀はプリントを貰うと満足そうに笑い、机に入れた。
「っ…。失礼しました。」
何よ…。髪が少し長いだけじゃない!
なのに…。副委員長なんて…ひどいよ!
部長にしばらく休みますって言わなきゃ…。
最悪。
〇〇は廊下を走った。
外に出たら辺りは暗く誰もいない。
「あ~ぁ!みんな帰っちゃった…。」
〇〇が帰ろうとした時だった。
ガラリと風紀室の窓が開く。
「ちょっと待って!暗いから送って行く。」
そう言うと彼は見えなくなった。
「変なの。」
しばらくすると、現れた。
「ついて来て。」
後について行くと、バイク置き場に。
「乗って」
大きなバイクを雲雀は指さす。
「はい?」
「送るって言ったじゃん。」
「バイク…で…ですか…?」
〇〇は聞いた。
確か…、まだダメなはず…。
「うん。そうだけど。」
「うそッ!?」
「早くしてよ。」
「え!?」
ちょっと!校則違反って言うくせに、交通違反じゃん!ダメじゃん!?
いいの…?
「いいから。早くしてよ。早くしないと噛み…」
「はいはいはいはい!分かりました!」
〇〇はバイクに乗った。
「って言うか…!大丈夫なんですか…!?」
道。
2人は2人乗りでバイクに乗っている。
雲雀はヘルメットなし。〇〇が雲雀のヘルメットを被っている。
「だから!バイクに乗って!」
バイクに乗った事がない〇〇には話しにくい状況だ。
「別に平気だよ」
「うそぉ!」
「あ、飛ばすよー。」
「え!?え!?え!?え!?キャー!」
ヴォン!
バイクが風を切った。
「はい。着いたよ。」
「は…はい。ありがとうございました。」
30分後。
バイクは〇〇の家の前で止まっていた。
「じゃあね。」
雲雀はバイクで去ろうとした。しかし、〇〇の髪をツンと掴んだ。
「ひゃあ!?」
「明日、仕事があるから学校来てね。」
「はい…。分かりました。」
「それと、髪、おろして来ていいよ。」
「え…?」
「じゃあね」
そう言うとバイクは去って行った。
「雲雀さんって…って言うか明日学校!?」
明日から夏休み。
忙しい夏休み。
次の日。
〇〇は朝早く風紀室の前にいた。
仕事とかなんとかとか知らないけど、早く終わらせよう!と。
キィ―…
ドアを開けた。
すると、もう雲雀がいた。と言うか寝ていた。
え!?まだこんな時間なのに!?
〇〇は慌てて時計を見る。
6時30分。
早ッ!
〇〇はソッと部屋に入り、雲雀の横に座った。
客人用にセットしてある革のイス。
革の香りが2人を包む。
雲雀は首をカクンと曲げて寝ている。
雲雀さん…こうやって見ると睫毛長い…。
何か…ドキドキ…ドキドキ?あれ?ドキドキ!?
雲雀の事をじっと見つめていた時―…
「ん…」
雲雀が起きた。
「うわッぁ!?」
〇〇が驚き、立ち上がる。
「あ…来てたの…?」
「は…はい。」
立ち上がり、後退りする〇〇の手を雲雀が掴んだ。
「座って」
「はい…」
「副委員長、頼みたいんだけど…」
雲雀は〇〇をじっと見つめた。
「な…何ですか?」
「あのさ…」
雲雀さん…の目…キレイ…どうしよう…―心拍数が…上がる―…
「はい…」
キュと目を瞑った時。
ドサリッ
手にズシリと重みが。
目を開けると、手の上には大量の―…プリント。
「は?」
「コレ、全然やってね。ふぁ~ぁ…」
ストン
とまた雲雀は―…寝た。
…な…なにィ!?
このプリントを!?
って言うか少しドキドキしちゃったじゃん!もう!あのトキメキなし!
〇〇は立ち上がり、隣のデスクにプリントを置いた。
〇〇の地獄が始まった…。
続く★