東京都内では 自分の特に気にいってる酒屋が10店舗ほどあって、
その中のひとつに「酒の勝鬨」っていう築地にある酒屋さんがある。
都内に住むようになってから通っているが、ここは有名酒だけでなく、 品質のよい日本酒を揃えていて つい長居してしまう。
大きな冷蔵庫がいくつもあって 生や要冷蔵のお酒を大切に扱っている。
この店の特徴は(自分の主観です。) 店舗独自?で 新聞紙などでくるんだり、冷蔵庫の灯りを暗くしたりして数年以上「寝かせた(熟成酒的なもの)」日本酒も販売していること。神亀の「ひこ孫」の熟成酒はここで買っている。
近くに来ると買う必要なくてもつい「今の時期は何が置いてあるかな?」ってとりあえず寄ってしまう。今回もそうだった。
今回 初めて偶然試飲会をやっているのに遭遇できた。(もう終了しました)
「6種類を無料で」(;^_^A とてもラッキーだった。
しかも雨だったからか?土曜日なのに誰も並んでなくて、でも女性のスタッフさんがお酒が雨に濡れないよう一生懸命準備している姿も 胸に響いたので (どれか1本買おう!)と決めて試飲してみた。
ちなみに、日本酒3種類、ワイン3種類の合計6種類だった。 日本酒とワインしか飲まない自分にはラッキーだった。
↓ お店の引用
さて、自分はどれを購入したかの結論を先に言ってしまうと
以前、ブログにも掲載した 新潟の「鶴齢」。
その理由は 最初に書いたようにこの店には「数年寝かせた熟成酒」があり、
この鶴齢は
①その熟成酒のひとつだったから。(値段は1750円?くらいだったと思う。)
②この女性のスタッフさんが 「この日本酒はお燗をすると味わいが変わりますよ!」
って 店頭の冷たい鶴齢と、わざわざ店内に戻って燗をしてきてくれた鶴齢の比較試飲をさせてくれたから。その丁寧な対応が大きかったと思う。
1日の終わりに他のスタッフさんと「今日 試飲会で飲んでもらったお酒が売れたよ!」って言えるか言えないかで 気分は違うと思ったから。
もちろん鶴齢はもともと好きだけど。
雨の中、一生懸命準備して売れなかったら 自分だったらガッカリすると思う。
で、実際 普通の鶴齢より、熟成鶴齢は樽で仕込んだような香りがあった。
これは個人的経験で エビデンス(証拠・根拠)はあるんですか?(ひろゆき風)
と言われたらないけど 生のお酒を冷蔵庫に入れて3年目くらいから少しずつ
樽のウィスキーのような 甘さのないカラメルのような? 良い意味のクセが出てくる。(出ないものもある)
お燗したものは、カドがとれて全体がまろやかになり、暖かさで味が濃く
ふくよかに感じ、熟成にしかない香りがうっすら感じられて 楽しめた。
冷たい状態と、熱すぎない燗をしたものを飲み比べるという楽しみ方は
あまりしないので 今回 この飲み方も楽しかったし マネしようと思った。
以下は全6種類の試飲した鶴齢をのぞく5種類です。
長くなるので興味ある人のみ御覧ください。
ワインは日本のモノだったので感想をまとめて言うと(個人の主観です)
日本のワインの多くは長所と短所がコインの表と裏のようだと自分は感じます。
日照時間や気温で糖度を上げるのが大変なこと。
日本のワインの多くは丁寧に枝や葉っぱを取りのぞいたり、清潔で近代的な環境で温度も管理されてる。(ずべてのワイナリーではありません)
だから とても優しい味で、クセが無く、飲みやすいモノが多いと感じる。
そして、甘くもなく、辛くもなく、バランスの良いニュートラル。
つまりグラフでいうならすべてがど真ん中の感じ。
あらゆる料理などにも合う味。
ただ、ハズレも無い代わりに 濃い個性や、クセ、「あの人は嫌うけどこの人は大好き!」みたいな感じでは無い。それが日本らしさでもある。
どれもバランスの良いワインだと感じた。
甘みのあるお酒が好きだからいうわけはなく、日本のワインの味だと、うっすらでいいから甘みとぶどうの香りを残すと さらに良さが引き立つ気がする。
①新潟県新潟市西蒲区角田浜
③栃木県足利市
④山形 楯の川
この日本酒も好きでブログにも掲載したけど甘口と辛口の両方を生産していて
今回のこれは甘みを謳っているけどあまり感じなかった。酸が割と前に出てるからかも。
⑤栃木県大田原市 「千」
これは日本酒の「貴醸酒」という お酒を水ではなく、酒で酒を仕込んだお酒。
というと辛口のようだが だいたいが「甘口」だ。
貴腐ワインという外国には 甘口のワインがあるが その「貴」を取ったのかな?
と(私の想像です)思えるくらい貴腐ワインみたいに甘い。
なので貴腐ワインと同じように 始まりの乾杯酒やアイスやクッキーなどにハチミツのような用途でかけて食したりもする。これも飲みやすいので買うか迷った(;^_^A。(
「ブログに書いている日本酒について」
体質、消化酵素、体形、年齢、経験など 味には個人差があり、あくまでも自分の嗜好なので酒の評価では無い。
好みは「生酒、純米、甘口、フルーティー、酸は控えめ、無濾過、原酒、香り、複雑なモノが好き」
それを軸に自分が美味しいと思ったものを書いており、他の酒との優劣の評価ではありません。
40年近く日本酒を飲んできて 「月に2種類程度×12か月×40年」で 1000種類程度 飲んでは来ましたが
関東で飲める日本酒中心なので全国には私の知らない未知の美味しい日本酒はたくさんあります。
あくまでも 甘口好きの好みの似た人の参考になればという程度で
本当に飲んでおいしかったモノだけ書いています。」







