地中に埋めるカメ(クヴェブリ)の中で作る伝統的な酒造りはジョージア(旧グルジア)のワインです。

最近ではこのカメが8000年以上前のモノであるとわかり「ワイン発祥の地」の可能性が高いと言われています。

 

 

 どの国のワインとも違う味わいがとても楽しいです。

特にロゼワインの逆ともいえる 「白ブドウなのに皮や枝も一緒に入れて 途中で取り除く」ことで オレンジワイン(アンバーワイン)と云われるワインは 白ワインなのに赤のようなコクがあって でもスッキリ飲みやすくて面白いですね。

 

 でも 今回は赤の甘口ワインを購入しました。

クレオパトラが愛したことでジョージアワイン全体をクレオパトラの涙とも呼びますが その中でも このワインは スターリンが気に入って毎日飲んでいた。

そしてチャーチルやルーズベルトも「すべて買い占めたい」と言わしめたフバンチカラというワインです。それなのに5500円で買えます。(が、売り切れました)

ジョージアワインって まだ 日本でなじみ無いけど そのうち買えなくなる気がする。

 

 甘くてコクがあって、 ジョージアワインって とにかく 値段に対しての味が良い!そしてクヴェブリ(カメで醸造したもの)は 酸化防止剤が少なくて済むし、亜硫酸塩では無く 二酸化イオウを使うことが多いのも良い。(液体と気体で同じモノだが 身体への影響が少ない気体は扱いにくく 今もやってるワイナリーは世界中でほとんどない)

(念のため、ジョージアワインには 甘口と普通の辛口の両方あり、私個人が甘口を好んでいるだけです。)

 

 優しい味だけど しっかり枯れた感じもあるし 甘みもあって ふくよかな広がりもあるけど 全体に強すぎず とても美味しいと感じた。自分の好きな日本酒とも通じるモノがある。

また自分の大好きなドイツワインとも種類の違う甘さや味のワインで ただ甘みのあるワインといっても 地方の多様性って奥が深いなと感じる。 

これは人生で経験できてラッキーだし素晴らしいと思う。

 

 ついでに ドンペリニヨンのエチケット(ラベル)のデザインも手掛けた

芸術家「村上隆」さんも興味を持って資料を読んだり購入したらしい。

そういう人にも評価されるのは自分のことのように嬉しい。

 

文献はここから参考にしています。(ここで買いました、宣伝ではありません)

KHVANCHKARA(フバンチカラ) シリーズ - ジョージアワイン(グルジアワイン)専門店・コーカサスセラー

 

 

 

ブログに書いている日本酒(今回はワイン)について」

 

体質、消化酵素、体形、年齢、経験など 味には個人差があり、あくまでも自分の嗜好なので酒の評価では無い。

好みは「生酒、純米、甘口、フルーティー、酸は控えめ、無濾過、原酒、香り、複雑なモノが好き」

それを軸に自分が美味しいと思ったものを書いており、他の酒との優劣の評価ではありません。

 

 40年近く日本酒を飲んできて(ワインはその合間ていど) 「月に2種類程度×12か月×40年」で 1000種類程度 飲んでは来ましたが関東で飲める日本酒中心なので全国には私の知らない未知の美味しい日本酒(今回はワイン)はたくさんあります。

 

 あくまでも 甘口好きの好みの似た人の参考になればという程度で

本当に飲んでおいしかったモノだけ書いています。