先ず、 まったく この番組、「といろプロジェクト」と自分はまったく関わりありません。宣伝するわけではありません。

 

BS日テレで夜中にやってる「その酒に人は宿る~10の物語」なんですが「十彩プロジェクト」って酒の通販番組でした。

 でも 酒を造る人や、行程、考えなどを映像を見れてめっちゃ良い! 

 

 日本酒の酒蔵を紹介して 最後にお酒を販売する って感じだが若き蔵人たちの情熱にとても感動した。

 

 日本酒ってほんと、造るの大変だな、って。 それでいて ワインなどに比べても安すぎる。

二つの心がある。

「安く飲める国酒→日本酒の値段は上がらないで欲しい」  でも 「こんな苦労してるのに安すぎる、もっと金額的に報われて欲しい」って。

 

 そういう意味でも この番組の日本酒は市場平均より少し値段が高いんだけど 映像制作や放映金額を理解してる自分としては 10社もの酒蔵(しかも日本中)を取材してることからも

「トップランクレベルの日本酒だけど 全国区に有名酒としてさらに飛躍してほしい」そんな販売・制作もとの会社の気持ちが込められてる番組だと思った。

 最低でもディレクター、カメラマン、音声の3人は必要だし、アシスタント、プロデュース側の人間も酒蔵に1度は訪れないはずは無い。 酒蔵は長崎もあったし秋田もあった。 そして映像もこだわっていてアナザースカイのように美しかった。

 

 酒蔵だけでなく、その環境の山や川や畑の撮影にも移動の時間やお金がかかる。1つの蔵に最低でも100万円単位になるだろうから

映像だけで10の蔵で1000万円は制作費がかかっているだろう。ほかの経費も考えると いったい何本?日本酒を売れば利益になるのか・・・

 

 そう思うと「スタジオで商品案内するだけの番組」と違って

「日本酒をもっとよりメジャーに!」 

「こんなに蔵人たちが気持ちを込めてる」

って言うことを広めたい願いがあるように思えた。

 

 飲み手は簡単に「美味しい」「美味しくない」(自分がそう)っていうけど 造る方は あんな苦労して「美味しくない」とか「売れない」とか言われたらイヤだろうな、って思う。

ほんと大変なんだなって改めて思う。

自分なら 出来上がるまで毎回不安だろうな。

手間のかかる「生酛造り」もあったし。自分は酸が苦手だが 酸味を好きな人は多いので自然な酸を楽しめると思う。

 

 さて「10の物語」っていうだけあって10の蔵が紹介される。 どこの制作会社で誰がディレクターでカメラマンなのか気になったが 出てこない。 

すごく映像がキレイだったから知りたかった。

 

 効果的に美しい環境の動画をうまく取り込んでいて

蔵人のスピリットと調和されていて感動した。

10回に渡って放送されてるけど通販番組だから同じ蔵を再度放送したりもしてるので見逃してもまた見れる。

 

 売り切れたら放送も終わると思うので

日本の文化を、日本酒のすばらしさを、理解できる良い番組だから少しでも多くの人の目に触れて欲しいと思った。

 

その酒に人は宿る ー若き匠が挑む、10の物語ー|BS日テレ