隕石は落下時に、地球の重力によって激しく分解され、大気との断熱圧縮(摩擦)で激しく発熱する。このとき隕石表面が融け、溶融殻(Fusion crust)が出来る。この溶融殻があるかないかが最も簡単な隕石の見分け方であろう。しかし、一般に隕石かどうかの判定は専門家でないと困難である。また、落下直後ならば見つけやすい。屋根を突き破って落ちてきたり、木の枝が折れていて下に見慣れない岩石があったときは隕石である可能性が高い。また、火球が観測された翌朝に発見されることも多い。

しかし、実際に隕石が発見されるのは極めて稀である。山中や川原などで隕石のように見える石を見つけても、ほとんどは地球上に存在する鉱物、岩石、もしくは鉄鉱石を人間が加工した人工物である。

いずれにしても鑑定するには大学の研究室やそれに類する研究機関に送付する必要がある。実際の鑑定としては、落下直後ならば、隕石中に含まれる放射性核種の壊変(崩壊)に伴う放射線の測定。また、酸素同位体測定、希ガス同位体測定などの同位体比測定は地球上の物質と地球外物質を区別することが出来る強力な手段である。しかし、これらの測定は破壊分析のため用いる試料が微量(数μg~数mg)必要となる。隕石は大気圏突入前まで宇宙線に曝されているため、エネルギーの高い宇宙線による隕石構成元素の核破砕反応によって26Alなど様々な核種が生成される。これらには当然放射性核種も含まれる。中には極めて短寿命の放射性核種も存在するため、落下直後(数時間以内)に測定を行うことは、核宇宙化学にとって非常に重要である。

隕石と称して岩石を売る業者(国内外問わず)があるが、本物である可能性は極めて低い。これも鑑定が困難なことに起因している。

日本では、一般に、最初に拾い上げた人物が所有権を主張することができるとされる。ただし、私有地において見つけた(拾い上げた)場合、地面にめり込んでいるかいないかで所有権が分かれ、埋まっている場合は、土地の所有者の物とされ、埋まっていない場合、拾い主に権利がある。この場合の私有地は山や、空き地ではなくアパートなどの共同で使用する場所である。土地の所有者が真剣に所有権を主張した場合、この限りではない。

海外では、隕石や化石の国外への持ち出しを禁じている国もあるので、海外で隕石や化石を手に入れた場合はその国の法律を確認し、注意して取り扱う必要がある(海外で業者から購入する場合も同様)。

日本では、隕石を信仰していた例もある。このため、地名などにその名が散見される。

隕石の落下に纏わる物
星崎(愛知県名古屋市南区星崎)
星宮社は、舒明天皇の時代(629年 - 641年)にこの地へ星が降り、それを祭るために創建されたといわれる。8世紀、13世紀にもこの地方に隕石が落ちたという言い伝えがある。星宮社から南西700mほどにある喚續神社の記録では、寛永9年8月14日(1632年9月27日)の午前0時過ぎ、南野村に隕石が落ちた。石は喚續神社へ寄進され長く社宝として祀られていた。1976年に国立科学博物館の村山定夫によって隕石と確認され、南野隕石と命名される。現在は国立科学博物館に所蔵され、日本で2番目に古い隕石とされている。
星田(大阪府交野市星田)
星田妙見宮では星降る信仰があり、北斗七星も信仰する。そこを東へ上ると、磐船神社があり、巨岩信仰をしている。
妙見山 (能勢)
(970年以前の)昔、大阪府豊能郡能勢町稲地に大きさ手まりほどの星が天降り、村民達が恐れて巫女の口を借りて尋ねた。『我は北辰大菩薩なり。国土守護のためこの地に降りた。清浄な地に移し、一心に祈念すれば、諸願成就せしめん』このようなお告げに村民は喜び、早速、当時「東の高嶽」と呼んでいた 後の妙見山となる山に隕石・御神体を移しお祀りした。落下位置から東南8km程の妙見山(豊能郡能勢町野間中(の)字)にて今でも祀られ 関西一の妙見菩薩信仰の場となっている。その星(隕石)の天降ったと言われる所には今でも「元妙見」としたお堂が建てられ、代々平田姓の方が守っておられる。
美星(岡山県井原市美星町星田)
星田川近くにある星尾神社に3つの隕石が落下した伝説を基にしている。また町内には美星スペースガードセンターがあり文部科学省の補助金によって、財団法人日本宇宙フォーラムにより2000年に建設された。観測業務はNPO法人日本スペースガード協会が行っている。
星居山(広島県神石高原町阿下)
孝徳天皇の時代の大化元年(645年)元日の夕方に一帯を真昼のごとく照らし流星が落ちる事象が長く続いたので、この評判を聞いた天皇はこの年の8月、自らも星居山へ行幸し体験、「星ノ居山」と命名。
槻之屋(島根県雲南市木次町)
星岡町・天山町(愛媛県松山市星岡町・愛媛県松山市天山町)
天から山が降ってきた地とされ、円状に5つの岡が並んでいる。「世々を経て 幾代になりぬ 久方の 天下りけん 星岡の山」との歌も伝えられている。
星之浦(愛媛県今治市大西町)
星原町(愛媛県新居浜市星原町)
今ではイスラム教の聖地であるカアバ神殿の御神体は、もともと「月からの隕石」であると伝えられていた。

鉄隕石鉄隕石 (iron meteorite )は、主に金属鉄(Fe-Ni合金)から成る隕石である。分化した天体の金属核に由来する。 サクラ漢方堂

ニッケル含有比と構造から、ヘキサヘドライト (hexahedrite)、オクタヘドライト (octahedrite)、アタキサイト (ataxite) に大きく分けられる。

オクタヘドライトには、数百万年の時間スケールでの冷却によって生じるウィドマンシュテッテン構造が特徴的な模様として現れる。これはFe-Ni合金の正八面体型結晶構造が出現したものでオクタヘドライトと呼ばれるものの特長である。平均して8.59%程度のニッケル、0.63%程度のコバルト[2]、数ppmの金、白金、イリジウムなどの貴金属も含まれる。また少量のリンおよび炭素などの非金属元素も含まれる。

地域によっては、農具などに利用されていた。稀に、刃物に加工されることがあるが、通常の鋼材と違って焼き入れが難しいため、刃物には向かないとされる。また、日本式の「鍛錬」(詳しくは日本刀を参照)は困難である。