「夢売るふたり」 | クランベリーのブログ

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最近、あまり観たい作品に出会わなくて(*^_^*)
やっと、ぼつぼつとまた気になる作品が巡ってきました~


楽しみにしているのは
今日から公開のジュリア・ロバーツの「白雪姫」と
ジェレミー・レナーの「ボーン・レガシー」
邦画では「夢売るふたり」「鍵泥棒のメソッド」あたりでしょうか。




さて、そんな前置きのあと
本題の「夢売るふたり」なんですが…

いやぁ、中身的には結構heavy、笑えないって感じ。
実際に笑えない、てかシャレになんない感覚が
何て言うか、何かザラリとしたものを不覚にも触った感じでした。
または、今起きている当たり前の世の中の、紙一重の死角を
図らずも見せられてしまったというか…



「生きる(生き抜く)」とか…本作ではどんどんズレていきますが
「男と女」「夫婦」…そんなのが理屈とか不条理とかで
片付けられないほど刹那的に流れていくんです。



ひとつひとつは「出来事」だけど
まるで、大河のごとく全ては何も無かったかのように
または、無情だとか無常とか切なさも人の業も呑み尽くしても尚
何事も無かったかのように絶えず流れていく河のような作品でした。




あらら(^o^;)
ものすごく、抽象的で余計に解りづらいですね。
要するに、夢を叶えるためにたくさんの目に見えないものを引き換えにして
自らを追い詰め、がんじがらめにして
何のための誰のための夢なのかが、どんどんわからなくなっていくのです。
その様がなんとも観る側の内側をヒリつかせるというかですね(^o^;)
単に一言で「寒い((+_+))」とかでは言えない…
人の内側に潜むもの…
それがリアルな(決して割りきることのできない)人間のドラマなんでしょうね。



という訳で、作品のストーリー自体は決して楽しいものではありませんが
しかしながら、さすがの西川監督。
作品自体を魅せてくれるのには大満足でした(^^)d

特に「光と影」の見せ方
これは素晴らしかった(@゚▽゚@)
風景の見せ方、光と影が素晴らしい。
そして、音楽。
これがあって、初めて浮かばれるという感じの
いい具合の「抜け」と「日常」が保たれて絶妙な完成度を最初と最後に味わえました。
〆は阿部サダヲの持ついつものキャラがなんともホッとさせるし
鶴瓶師匠のラストシーンの笑みは参りました!なぐらい
「笑み」ですべてを語るところも見応え十分。
あのシーン(鶴瓶師匠の笑み)で、すべてが決着がつく(見守られるんです善も悪も)
もちろん、松たか子の演技と松たか子をそういう風に見せるんだ的魅せ方にも
ドキッとさせられます、そんな彼女の目と表情と肌に(@゚▽゚@)



総じて、この作品のイントロダクション…
どこかシュールで「この果実を食べたらどうなるの?」的刹那感から
静かにストーリーが開始され、同じように静かに非日常の世界から「日常」に連れて帰ってくれる…
そんな作品でした。


そんな「日常」と隣り合わせ、紙一重に存在する世界(観)
そのリアルさがザラッとしたのかもしれません。


(おまけ)
個人的には伊勢谷友介も良かった(笑)
彼の登場するシーン2ヶ所ともがリアル男と女の世界で
割り切れないダメ男っぷりとみっともなさがgood
鈴木砂羽ちゃんの大人の女とプライド加減がいい!



久々に真面目に書いたので長くなりました(^^;)
次は気楽な作品が観たいです(笑)