今回は久々に「(まともに)映画を観た~」という感想です。
ヒューマン系らしい作品という意味で
くれぐれも、他の作品がまともじゃないという訳ではありません(((^^;)
というわけで、今回は特に!かなり語ってます(((^^;)
みなさまテキトーにスルーしてくださいね~


「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
さて・・・
何というか、響いてきちゃうといいますか…
真面目なお話だけに、刹那さ120%
刹那さと一言で言うのも、イマイチな表現でお粗末なのですが(((^^;)
最愛の父を亡くした少年オスカーの張り裂けんばかりの深い哀しみに
先週ですが、クランベリー号泣(ToT)でした

ストーリーそのものだけに影響を受けて感動したわけじゃなく
少年オスカーの刹那さと哀しみを吐き出す場面に感情を揺さぶられる…そんな感じかなぁ

とにかく、オスカーが自分自身の言葉で表現できない哀しみや苦しみの感情を
スクリーンを通して観る側一人一人に訴えてくる演技が
堪らなく、つらいほど伝わってくるんです。
しかも、じいちゃん役で今尚カッコいいマックス・フォン・シドー(御歳82)
彼のモノ言わぬ演技が逆に、オスカーを大きく包む愛情の深さをかもし出してるし
この作品のじいちゃん、ばあちゃんを観ていると
「グランドマザー、グランドファーザー」って言葉がよくわかります。
どんな時でも偉大なる大きな愛なのです!じいちゃん、ばあちゃんは(笑)

また、少年オスカーはアスペルガー障害でもあるのですが
彼の抱えている障害(こだわりの強さ)をわかった上で
この作品を観る人はそう多くは無いでしょうから
そのあたりはどうなんでしょうね…
父親役のトム・ハンクスや母親役のサンドラ・ブロックの子供への愛情深い接し方…
身近にアスペルガーがいる私には余計に本作品が響いたのかもしれません。
アスペルガーは特に自閉の傾向が強いので、特に感情の表現が苦手
とても賢いけれど、時として大きく、また騒がしい音
そして、コミュニケーションが苦手です。
また、思ったことをそのまま口にしてしまう傾向が強いためトラブルも多い…
アスペルガーは「個」の存在ゆえに発言も独特なことが多々あり
そんな場面を上手に作品の中に取り入れてもありました。
それから、アスペルガーの特徴的な部分である
「(根拠や理由の)わからないことへの不安」「新しい場所、出来事など環境への不安」
ゆえに、自分が自分で納得するための「理由」が必要なのです。
その「理由」は自分に都合のいいものや、曖昧、抽象的なものではダメで
現実主義的論理と理屈のはざまにある、分かりやすいユニバーサルな「理由」を必要とします。
(劇中では、タンバリンや具体的数字かな)
そう、アスペルガーの抱える問題(障害)は
実は健常者の誰にもが抱えることと共通しています。
要するにアスペルガーだからというククリに関係なく
彼彼女の心の声に気づくことは、自分自身を見直すこと(相手に近づく)になります。
そして、いつも寛容でなければなりません←これが日々の修行(笑)
愛は寛容であり、情け深いのです・・・(*^_^*)(聖書より)
そんな特徴的な個性を敢えて主人公の少年オスカーに持ってきたあたり
個人的にはかなり興味を引きました。
多分、ひとたび哀しみの淵に陥ってしまった人々の世界観=狭義と
アスペルガーの世界観に何かしらの共通点を見いだしたのかもしれませんね。
なかなか、顔を上げて回りを見渡すことが苦手という点とか。
この監督らしいと言えば、そうなのかもしれませんけど(*^_^*)
(主な作品:「リトル・ダンサー」「愛を読むひと」「めぐりあう時間たち」)
もちろん、伝えたかったであろう部分は
当然ながらアスペルガーへの理解ではなく
人は哀しみを乗り越えて、尚も前に進まないといけないのだけれど
人の哀しみも十人十色…
そして、それぞれのパーソナルな部分(個性)も十人十色…
ということは、受け止め方も乗り越え方もさまざま。
合わせて「個性」といことを随所に織り込んでありました。
今、こうして生きている私たちにも悩みや苦しみは大小に関わらずあるし
ましてや、大切な人を亡くした哀しみははかり知れず…
それでも、実は色んな人と関わり合いながら「共感」することで
支え、また支えられて生きている現実があるわけで
だから、顔を上げて辺りを見渡してごらん的メッセージでしょうか…
すると、実に多くの人の顔が浮かぶし、ありがとうだし(^^)d
そんな1つ1つが、時間が掛かっても立ち直る支えとなるんじゃないかな…
「共感」と「傾聴」はとても大切なプロセスですから

今回は分かりやすくて、且つ深い作品でした。
観に行って良かった~(*^_^*)
行かれる方はハンカチ必須がよろしいかと(ToT)
またまた、今回も完全なるクランベリーの個人的主観の感想です。
尚、アスペルガーに関しましては見守る立場の一人として
実生活に基づき補足的に書いたものです。
あしからずご了承くださいm(__)m