イチルキ小説です。ちょっと、初めってこともあって、紹介みたいなものも入っていますが気にしないでください。


Summer and 白玉。 (ルキアがソウル・ソサエティに行く前。)



ジリジリジリジリジリジリ

ミーンミーンミーン


AM 8:00 まだ夏本番ではないというのに、本日もとても暑い。

夏のまぶしい日差しが、ベッドで寝ているオレンジの髪の少年を照りつける。

「う~ん・・・。」

少年はベッドからゆっくりと起き上がり、背伸びをする。

「一兄ぃー!もう行くからねー。」

「お兄ちゃんー!行ってきまーす!」


窓の下には、彼の妹、遊子と夏梨、そして父・一心が手を振っている。

一心は手に桃色と白色の水玉模様のうきわを持っている。


「おー。行ってらっしゃい。」と、彼が眠そうな顔で下を見下ろす。

見送ると同時に、後ろにある押入れがガラガラッと勢いよく開いた。

「うおおおっいッ!!」

「何だ騒々しい奴め。いちいち叫ぶな。一護。」


ーオレンジ髪の少年、彼の名は黒崎一護。

現在死神代行の兼高校生である。


そして押入れから出てきたのは同じく死神・朽木ルキア。

尸魂界から彼女はやってきて、現在一護の部屋に居候中。


ーーこれが今の黒崎一護の現状。


「ルキア。朝飯、もってくるから、ちょっと待ってろよ・・・。」

一護は押入れで堂々とくつろぐルキアを不機嫌そうな顔で見つめながら、下の階へ向かった。




続きは次回です。更新予定は水曜日です!